記事要約
・フェルスタッペンが日本GPでポール・トゥ・ウィンを達成。Hondaとの“最後の日本GP”で感動の勝利を飾る。
・冷涼なコンディションを味方につけ、完璧な判断と速さで完勝。
・「Hondaとの時間は忘れられない」Hondaのホーム鈴鹿で、チームパートナーへの深い感謝を語った。
2025年4月6日(日)、第3戦F1日本GPの決勝が三重県鈴鹿サーキットで行われ、昨年の王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポール・トゥ・ウィンを達成。Hondaのホームである鈴鹿での決勝を次のように振り返った。
■完璧な勝利
ホンダの母国で、ホンダが作ってファンが雰囲気を作ってF1の“聖地”となった鈴鹿サーキットで、ホンダF1初優勝から60周年の記念カラーで臨んだフェルスタッペンは、今季初ポールポジション、今季初優勝、日本GPでは4年連続優勝、自身通算64勝目、レッドブル・レーシングとホンダ・レーシングの契約最終年のF1日本GPを、「完璧な形」で決めてくれた。
■マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
スターティンググリッド:ポールポジション
決勝レース:1位
「ホンダとともに迎える日本での最後のレースで、これ以上望むことのない結果を得ることができた。3日間を通して素晴らしい成果を挙げることができ、自分たちが成し遂げたことを誇りに思う。レース中の判断はすべて的確で、常にプッシュし続けた。気温が低く、タイヤの温度も上がりすぎなかったことが助けになった。
昨日の予選は僕たちにとって最高の一日で、ポールポジションからスタートできたことが勝利の鍵だった。できることをすべて最大限に活かして、勝利につなげられたことをとても嬉しく思う。もちろん、僕たちにはまだ課題がある。クルマの限界を見極めながら、あらゆる面を最大限に引き出し、バランスの取れたマシンに仕上げていかないといけない。
そして今回の勝利は、ホンダへの最高の贈り物になった。ホンダとの関係は、僕にとって決して忘れることのできないものだ。彼らと過ごした時間は本当に楽しく、その仕事ぶりにはいつも感銘を受けていた。とてもプロ意識が高く献身的で、僕に多くの学びを与えてくれた。一緒にドライバーズタイトルを4回、コンストラクターズタイトルを2回も獲得できたのは、本当に信じられないほど素晴らしいことだよ。
レース中にも『ホンダのホームであるこの鈴鹿で勝てたら最高だな』と考えていて、それがモチベーションになっていた。まさに完璧な3日間で、これ以上は望めない最高の結果になった。」