記事要約
・スチュワート家のヘルメットにミハエル・シューマッハの“MS”サインが加わり、家族は深い感動を覚えた
・この奇跡的なサインは妻コリーナの協力によって実現し、DHLで届けられたヘルメットに本人が記した
・長年の友人関係にあったとはいえ、ポール・スチュワートは「一生に一度の体験」と語るほどの特別な出来事だった
■F1伝説のヘルメットに“MS”のサイン…シューマッハ家の思いにスチュワート家が感激
F1界のレジェンド、ジャッキー・スチュワート卿の象徴的なヘルメットに“MS”のサインが刻まれた。それを目にしたスチュワート家は、思わず感激の声を漏らした。
2025年バーレーンGPの週末、この特別な出来事が明らかになった。このヘルメットには、現在も存命中のF1ワールドチャンピオン全員のサインが集められており、その中に7度の王者ミハエル・シューマッハによる“MS”のサインも含まれていたのだ。
F1 helmets don't get much more special than this ❤️
Featuring an iconic ring of tartan, Sir Jackie Stewart's one-of-a-kind helmet is signed by all 20 living F1 champions#F1 @racingdementia pic.twitter.com/zGG1OPBQT3
— Formula 1 (@F1) April 13, 2025
■妻コリーナの尽力で実現した奇跡
このサインは、妻コリーナ・シューマッハの協力によって実現したという。ドイツ紙『Bild』によれば、ヘルメットはDHLを通じてシューマッハのもとに届けられ、彼自身の手で“MS”の文字が記された。
「当初、このプロジェクトを主催する認知症支援団体は、シューマッハ家に連絡すること自体が失礼にあたるのではと躊躇していたようです」と同紙は伝えている。「しかし、連絡を取ると快く協力してもらえたのです」
■「まさに一生に一度の出来事」
このプロジェクトに深く関わっていたのが、ジャッキー・スチュワートの息子であり、かつて父とともにF1チーム「スチュワート・グランプリ」を運営していたポール・スチュワートだ。
「私たち家族は、シューマッハ家とは長年にわたる付き合いがあります」とポールは語った。「それでも、本当にサインをもらえるかどうかは分からなかったので、実際、ヘルメットに“MS”の文字を見つけたときは心から感動しました。まさに一生に一度の、忘れられない体験でした。」
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