記事要約
・マクラーレンは2026年からプーマと新たな長期契約を結ぶ見込みで、対象はオフトラックのウェア。
・現行契約のカストーレとの契約は2027年までだったが、戦略的理由で前倒し終了か。
・プーマは他チームとも多数契約しており、F1界での影響力を強める中、カストーレはハースに移る可能性がある。
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■マクラーレン、2026年からプーマと新契約か 現契約カストーレはハースへ?
現在F1で最速とも評されるマクラーレンが、新たな大型スポンサー契約を結ぶ動きを見せている。ドイツのF1中継局『Skyドイツ』および大手紙『ビルト』によれば、同チームはドイツのスポーツブランド「プーマ」と契約を締結する見通しだ。
今回の契約は、主にマクラーレンの「オフトラック用ウェア」(レース以外で着用する衣類)に関するもので、レーシングスーツやドライバーのシューズ、グローブは引き続きアルパインスターズが供給する。
■カストーレとの契約を前倒し終了か
現在マクラーレンのオフトラックウェアは、英国ブランド「カストーレ」が提供しており、当初の契約は2027年まで継続する予定だった。『ビルト』紙はこの変更について「予想外だった」とし、「なぜザク・ブラウンCEO率いるマクラーレンが契約を前倒しで切り替える決断を下したのかは明らかになっていない」と伝えている。
一方、オーストリアの『クローネン・ツァイトゥング』紙は、ブラウンCEOの次のコメントを紹介している。
「マクラーレン・レーシングの戦略的方向性により適した新たな機会を模索するには、今が最適なタイミングです」
■プーマ、F1界で存在感を拡大
『Skyドイツ』によると、マクラーレンとプーマの新契約は2026年から数年間にわたる長期契約となる見込み。この動きに伴い、カストーレがアメリカの小規模チーム「ハース」へスポンサーを移すとの噂も浮上している。
なお、プーマはすでにフェラーリ、アストンマーティン、ウィリアムズ、ザウバー(旧アルファロメオ)とパートナー契約を締結しており、F1界での存在感を一層強めている。
一方、メルセデスは2024年からプーマとの関係を解消し、フェラーリに移籍したルイス・ハミルトンの影響もあり、新たにアディダスとの提携を開始した。