記事要約
・ハミルトンが無線でチーム批判、シューマッハがその態度に苦言
・フェラーリ内の人間関係にも悪影響が出始めたと懸念を示す
・イモラGPではさらなるプレッシャーと結果が求められる展開に
■ラルフ・シューマッハ、ハミルトンの言動に苦言「年齢と経験を考えれば、もっと賢く振る舞うべきだった」
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハが、F1マイアミGPでのルイス・ハミルトンの振る舞いについて厳しい言葉を投げかけた。
今季フェラーリに移籍したハミルトンだが、長年過ごしたメルセデスからの環境変化に苦しんでいる様子がうかがえる。マイアミでのレース中、ハミルトンは無線でチームに対し苛立ちを隠さず、「ピットウォールが『ティーブレイク(お茶)』でもしていたのか」と皮肉を述べ、エンジニアのリカルド・アダミがブレーキングゾーンで話しかけたことにも不満を示した。
さらに、チームから「ルクレールを再び前に出すように」との指示を受け、背後にカルロス・サインツが迫っていることを伝えられると、40歳のハミルトンは「じゃあ、彼も先に行かせるのか?」と嫌味を返した。
これらの言動に対し、シューマッハはドイツ『Sky』で次のように語った。
「ハミルトンの態度はやり過ぎだった。“ブー・フー(ワーワー泣き騒ぐな)ハミルトン”と言いたくなる。ルクレールを抜きたかったのはわかるが、あの時点では彼の方が速かった。でも、戦わずに素直に譲らなかったのはいただけない」
「それに、その後で皮肉だったなんて言い訳せず、素直に謝るべきだった。あれだけの経験と年齢があるのだから、もっと賢く対応できたはずだ。その方が彼らしいと思う」
■「フェラーリ内の関係にも影響」ハミルトンへの信頼に疑念も
開幕前に大きな注目を集めたハミルトンとフェラーリの新体制だが、シューマッハはここに来て雲行きが怪しくなってきたと指摘する。
「フェラーリの内部でも、彼の本性が見え始めている。こうした振る舞いは関係を悪くするし、彼自身も自覚しないといけない。今のパフォーマンスで強い言葉や要求をしても説得力がない。世界王者の回数なんて関係ない」
「確かにマイアミではルクレールに接近していたが、それでも今はもっと冷静に構えるべきだ」
なお、ルクレールもマイアミGPでは不満を抱えていたが、無線やメディア対応ではより抑えた表現を選んでいた。
「ルクレールも非常にフラストレーションを感じていた」とシューマッハは続ける。「イモラではさらに大きなプレッシャーがかかるだろう。アップデートも投入される予定だが、結果を出さねばならない。フレデリック・バスール代表にもすでに重圧がかかっている」
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