記事要約
・F1とAWSが新体験「リアルタイム・レーストラック」を発表
・AI解析で自作サーキットのラップタイムや戦略を自動生成
・作成者は2026年英GP観戦が当たる抽選に参加可能
■F1とAWSが新体験「リアルタイム・レーストラック」を公開!
F1とグローバルパートナーであるAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)は、ファンが自分だけのF1サーキットを作成・カスタマイズ・共有できる新たなインタラクティブ体験「リアルタイム・レーストラック(Real-Time Race Track)」を発表した。完成したトラックを提出すれば、来年2026年F1イギリスGP観戦旅行が当たる抽選にも参加できる。
このデジタル体験では、Amazon NovaのAI解析技術を活用し、マウスやタッチスクリーン上で自由にコースを描くことができる。完成したサーキットには、各コーナーやストレートごとに「最高速度」や「予想ラップタイム」などの詳細データが算出される。
さらに、2つの有効なレース戦略も自動で生成され、最適なピットインタイミングやタイヤ選択、天候に応じた戦略調整案まで提示される。F1チームのストラテジストがどのようにレースを構築しているのかを垣間見ることができ、ファンが戦略の奥深さを体感できる仕組みとなっている。
この体験でトラックを作成・提出すると、2026年の「F1イギリスグランプリ」への招待が当たる抽選に自動的に参加できる。抽選の締切は2025年7月16日。
今回の新サービスは、2018年に始まったF1とAWSの戦略的パートナーシップをさらに拡張するものであり、両者はこれまでにもオンボード映像から1秒あたり100万件を超えるデータを解析し、オンコース/オフコースの体験を高める数々のイノベーションを提供してきた。「リアルタイム・レーストラック」では、こうした膨大なデータとAWSの分析・AI技術を組み合わせ、ファンに向けた新たな楽しみ方を提案している。