第7戦F1エミリア・ロマーニャGPの正式スターティンググリッドが発表された。今回、グリッドに関して変更があったのは以下の2名。
■角田裕毅(レッドブル):ピットレーンスタート
角田は予選Q1でタイムを記録できなかったが、ポールポジションタイムの107%以内に相当する十分なタイムをフリー走行で記録していたため、決勝への出走が許可された。
その後、車体およびパワーユニットの変更がチームから報告された。
【〇許容範囲内(第28.2条に準拠)】
・ICE(内燃機関):3基目(年間上限4基)
・ターボチャージャー(TC):3基目(4基まで)
・MGU-H(熱エネルギー回生装置):3基目(4基まで)
・MGU-K(運動エネルギー回生装置):3基目(4基まで)
・排気系(EX):4基目(8基まで)
【✕規定超過(第28.2条に非準拠)】
・エナジーストア(ES):3基目(年間上限2基)
・コントロールエレクトロニクス(CE):3基目(年間上限2基)
また、チームはサバイバルセルを交換し、仕様の異なる複数のパーツを用いてマシンを再組立てした。
これにより、スチュワードは規定数を超過したESおよびCEに対し、それぞれ10グリッド降格、計20グリッドのペナルティを科した。規定により、累積15グリッド以上の降格を受けた場合は最後尾スタートとなるが、今回はさらに車体仕様の変更を伴っていたため、ピットレーンスタートが適用された。
■フランコ・コラピント(アルピーヌ):1グリッド降格
予選中の赤旗中断後、セッションの再開時刻が正式に発表される前に、コラピントがピットレーンのファストレーンへ進入したため。
アルピーヌのチーム側は「じわじわと前進するように」と指示を出したが、コラピントがこれを誤って解釈し、公式確認の前にファストレーンへ入ってしまった。すでに後戻りできない状況となったため、チームはそのまま走行を継続するよう指示した。
ドライバーおよびチーム代表は、違反が意図的ではなかったことを説明し、「スポーツ上の優位性は得ていない」と主張。しかしスチュワードは、ルール違反には処分が必要と判断し、1グリッド降格の軽度なペナルティを科した。
●【F1エミリア・ロマーニャGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果
■正式スターティンググリッド:F1エミリア・ロマーニャGP
| 順位 | 車 | ドライバー チーム |
|---|---|---|
| 1 |
81
|
オスカー
ピアストリ
マクラーレン
|
| 2 |
1
|
マックス
フェルスタッペン
レッドブル
|
| 3 |
63
|
ジョージ
ラッセル
メルセデス
|
| 4 |
4
|
ランド
ノリス
マクラーレン
|
| 5 |
14
|
フェルナンド
アロンソ
アストンマーティン
|
| 6 |
55
|
カルロス
サインツ
ウィリアムズ
|
| 7 |
23
|
アレクサンダー
アルボン
ウィリアムズ
|
| 8 |
18
|
ランス
ストロール
アストンマーティン
|
| 9 |
6
|
アイザック
ハジャー
レーシングブルズ
|
| 10 |
10
|
ピエール
ガスリー
アルピーヌ
|
| 11 |
16
|
シャルル
ルクレール
フェラーリ
|
| 12 |
44
|
ルイス
ハミルトン
フェラーリ
|
| 13 |
12
|
アンドレア
キミ・アントネッリ
メルセデス
|
| 14 |
5
|
ガブリエル
ボルトレート
Kickザウバー
|
| 15 |
30
|
リアム
ローソン
レーシングブルズ
|
| 16 |
43
|
フランコ
コラピント
ウィリアムズ
|
| 17 |
27
|
ニコ
ヒュルケンベルグ
Kickザウバー
|
| 18 |
31
|
エステバン
オコン
ハース
|
| 19 |
87
|
オリバー
ベアマン
ハース
|
| 20 |
22
|
角田裕毅
レッドブル
|