記事要約
・ホーナー代表はF1モナコGPでの戦略を「博打」と表現
・角田は1周目ピットも展開が裏目に、後半に自己ベスト連発も時すでに遅し
・選手権首位ピアストリに対して失ったのは3点のみ、被害最小で「目標は達成」
■ホーナー代表、モナコでの作戦について「博打だったが、目標は達成」
F1モナコGP決勝後、レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナー氏は、次のように語った。
「今日はある意味、博打のような戦略でした。うまくは機能しませんでしたが、私たちにとって唯一のチャンスはセーフティカーや赤旗、バーチャルセーフティカーに頼ることでした。というのも、モナコではオーバーテイクはほとんど不可能だからです。マックス(フェルスタッペン)にはロングスティントを選択させ、レースの多くの周回をリードさせましたが、最終的にはピットストップを行わざるを得ませんでした」
「ユウキ(角田裕毅)については逆の戦略を採り、1周目にピットインさせました。当初はそれが大きなアドバンテージになると見ていましたが、その後は全体的に極端にスローペースな走行となり、各車が互いに様子を伺うような展開になってしまいました。ユウキはほぼ全レースを同じタイヤで走行したような状況で、終盤になってようやくクリアなスペースを得た際に自己ベストタイムを連発しましたが、時すでに遅く、結果にはつながりませんでした。非常に厳しいレースだったと思います」
「今日は被害を最小限に抑えることに集中しました。私たちがオスカー(・ピアストリ)に対して失ったのは3ポイントのみで、チャンピオンシップリーダーとの差もレース1勝分(25ポイント)以内に収まっています。レギュレーションの変更を考慮すれば、これは当初掲げていた目標を達成できたと言えるでしょう。」
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