記事要約
・元F1ドライバーらがピアストリを2025年王者の本命と評価
・フェルスタッペンはピアストリとの勝負を五分と認識か
・マクラーレンはノリスとピアストリの扱いを見直す必要も
■ピアストリが2025年王者の最有力候補に
元F1ドライバー3人が、オスカー・ピアストリが2025年のF1ワールドチャンピオン争いにおける「明確な本命」になったとの見解を示した。
レッドブルおよびマックス・フェルスタッペン自身が、支配的なマクラーレン勢を打ち破るのは難しいと認め始める中、争いの構図は徐々にピアストリ対ランド・ノリスの一騎打ちへと移行している。
元ジャガーおよびレッドブルのF1ドライバー、クリスチャン・クリエンは、24歳のピアストリの落ち着きとスピードに感銘を受けているとmotorsport-total.comに語った。
「ピアストリはまだF1で3年目であることを忘れてはなりません。それでも彼は信じられないほどの冷静さを見せています。ノリスと比較しても、非常に速く学習していることが分かります。ランドは非常に速いドライバーですが、ピアストリのプレッシャーの下で徐々に崩れてきています」
■クルサード「ピアストリの冷静さはフェルスタッペン級」
ドイツ紙『ビルト』のインタビューで、元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、「ピアストリとフェルスタッペンは似たような冷酷さを持ち、より感情を表に出すノリスとは対照的」との見方に同意するかと問われると、次のように語った。
「ランドは昨年のタイトル争いから多くを学びました。彼は精神的に強くなったと思います。そして、彼が速いのは間違いありません。ストップウォッチは嘘をつきません。ただし、精神面は彼にとって常に議論の的となります。というのも、彼自身がその点を非常にオープンにしているからです。多くを語る人は、多くを問われもする。オスカーはキミ・ライコネンやミカ・ハッキネンのように、無口でいるのです」
ただしクルサードは、2025年のタイトル争いが「ノリス、ピアストリ、フェルスタッペンの三つ巴」だという見方には否定的だ。
「水晶玉を持っているわけではありませんが、マックスはサウジアラビアの第1コーナー以来、これを一騎打ちだと見なしていると思います。マックスが昨年よくやったように、外側からピアストリを抜こうとしたとき、オスカーは冷静に譲らなかった。『俺はランドじゃないぞ』とマックスに見せつけたんです。その瞬間から、マックスはこれは五分五分の勝負だと認識したのだと思います」
■ラルフ・シューマッハ「いずれは一人に絞るべき」
一方、ラルフ・シューマッハは、マクラーレンが現在採っている「完全な平等方針」ではタイトル獲得は難しいと、近いうちに結論付ける必要が出てくると考えているようで、Skyドイツに次のように語った。
「もう少し様子を見たいところですが、ピアストリは一貫して高いレベルで走ってきました。モナコを除いては、もう少し期待されていたかもしれませんが」
「ただ、タイトル争いは夏休み前に内部で決着がつくと思います。もしノリスがピアストリの後塵を拝し続け、かつマックスからのプレッシャーもある状況が続けば、マクラーレンはどこかで『一人に絞る』という決断を下さなければならないでしょう」
「そうなるのは遠くないと思います。今年、マクラーレンがドライバーズタイトルを逃すことになれば、それはあまりにも惜しい。コンストラクターズタイトルは手中にありますから、あとはドライバーズだけです。」
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