・フェルナンド・アロンソは、2027年もF1に残る可能性を示唆した
・今季限りで契約満了を迎えるが、チームオーナーのローレンス・ストロールとは話し合いを続けている
・アストンマーティン・ホンダは信頼性と振動対策を進めているが、性能改善には時間がかかる見通しで、一歩ずつ前進している
フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、新規定導入後の序盤でチームが苦戦を続ける中でも、2027年までF1キャリアを延ばす可能性を示唆した。
44歳のアロンソは今季限りで契約満了を迎えるが、F1チームオーナーのローレンス・ストロールとは現在も交渉が継続中であることを認めた。
アロンソはマイアミGPで次のように語った。
「まだ将来について本格的に考え始めてはいません。ローレンスやチームとは話をしています。先週モナコで会って夕食を共にしましたが、将来についてはあまり話しませんでした。僕たちの方向性は一致していますし、今は将来よりも現状をどう打破するかに集中しています。
今年のどこかの時点、夏ごろかその直後には決断しなければならないことは分かっていますが、まだ焦ってはいません。まずは家族と話し合ってから、どうするかを決めるつもりです。今はとても落ち着いていますよ」
一方でアロンソは、現在の状況のままF1を去りたくはないと明確にした。
「今のこの感情を抱いたままF1を去るのは、最善とは言えないでしょう。私は自分が『速い』と感じられる状態で去りたいんです。誰からも負かされ、ミスを連発するような姿を見せたまま辞めたくはありません。もし競争を続けるなら、来季はプロジェクト2年目に入るので、今季より良いシーズンになると思います」
コース上では、2026年レギュレーションに対する懸念が続いているとアロンソは語る。マイアミGPで規則調整が行われた後も、その見方は変わっていない。
「このパワーユニットとルールでは、常にコーナーを遅く走る方が報われます。そうすれば、より多くのエネルギーを回収できるからです。今回の小さなルール変更で、クリッピング※は多少改善されるかもしれません。ただ、チームの試算によれば、この規則変更を反映して鈴鹿に戻った場合でも、以前よりクリッピングが増えるという結果が出ています。矛盾しているように思えます」
※クリッピング:ストレート走行中に電気エネルギーを使い切り、加速が急激に鈍ること
アロンソはまた、アストンマーティンとホンダのアップグレードが、すぐにパフォーマンスを一変させるものではないとも強調した。
「信頼性と振動への対策は持ち込んでいますが、純粋なパフォーマンス向上を目的としたものではありません。ステアリングホイールの振動が軽減され、より安定したレースができることを期待しています。一歩ずつですね」
仮にF1を離れることになっても、アロンソは完全にレースから引退するつもりはないと強調した。
「もしF1をやめたとしても、ほかのカテゴリーで戦うことはできます。何らかの形でレースを続けますし、チームとのつながりも保ち続けます。」
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