ストロール「F3の方が1000倍楽しい」2026年規則に痛烈批判、チームの制止を振り切り“発言制限”の実情も暴露

2026年05月04日(月)11:07 am

記事要約


・ストロールは2026年F1規則を「完全に間違っている」と痛烈に批判

・「右足次第で操れるF3の方が1000倍楽しい」と現行F1の操縦性の欠如を吐露

・ボッタスは小さな前進と評価、ドメニカリCEOはF1危機論を全面否定



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■ストロール、2026年F1規則を痛烈批判「完全に間違っている」

ランス・ストロール(アストンマーティン・ホンダ)が、2026年F1レギュレーションに対してこれまでで最も強い批判を展開し、「完全に間違っている」と断じた。

マイアミGPでは規則の微調整が導入されるが、ストロールの怒りは収まらない。記者会見で、この話題について質問を打ち切ろうとしたチーム関係者の動きさえ制した。

「いえ、いいんです。この件については質問に答えさせてもらいます」
と強い姿勢で制止を振り切り、自身の率直な見解を示した。

「※ハーフスロットル(※直線でバッテリーを充電するためにアクセルを全開にできない状態)や、レースや予選を台無しにするあらゆる要素が、今回の変更で改善されることを願っています。バッテリーのことを考えずに全開で攻められる、『真のF1マシン』からは、まだ程遠いと感じています」

■「F1マシンは運転していてそれほど楽しくない」

ストロールは、マイアミGPでの調整だけでは不十分だと切り捨てた。

「レギュレーションは本質的に完全に間違っています。僕はエンジニアではありませんが、できることはたくさんあります」

その不満は、マシンの操縦性そのものにも向けられている。

「今のF1をドライブするのは、それほど楽しいものではありません。休暇中にF3のマシンをテストする機会があったのですが、そちらの方が1000倍楽しかったです。なぜなら、自分の右足次第でパワーが決まるからです。どれだけパワーを出したいのか、自分の右足の踏み込みに対してダイレクトに反応が返ってくる。それが本来あるべき姿です」

■V8・V10時代との違いにも言及「昔の方が激しく、刺激的だった」

ストロールはまた、V8やV10エンジン時代のオンボード映像を引き合いに出し、過去の時代との比較で現状を嘆いた。

「昔の映像を見れば、今よりずっと激しく、はるかにエキサイティングだったことが分かります。今はそうなっていないことが悲しいです。いつかまたその方向に戻ることを願っています」

さらに、多くのドライバーが同じ考えを持っているものの、自由に発言できない事情があるとも示唆した。

「こういうことを言えるドライバーもいれば、契約上の理由で言えないドライバーもいます。それがF1です。とても政治的な世界なんです」

■ボッタスは慎重評価、ドメニカリCEOは危機論を否定

一方、キャデラックのバルテリ・ボッタスは、より慎重な見方を示した。

「(今回のルール変更は)まだ小さな一歩です。ですが、正しい方向への一歩です。もっと大きな変更も可能だったかもしれませんが、同時に、うまくやってきたチームに不利益を与えてはいけませんから」

こうした現場の不満に対し、F1のCEOステファノ・ドメニカリは、危機的状況にあるという見方を一蹴した。

「F1にはまったく問題はありません。F1は非常に良い状態にあります。その点は、皆さんにはっきり理解してもらいたいです。」

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