・スプリントはソフト戦略で奮闘 アロンソ16位、ストロール18位で完走
・終盤はチーム内バトルとペレス追撃 アロンソが最終ラップで逆転
・予選はQ1敗退 アロンソはミス、ストロールは伸びず18・19番手
F1マイアミGPの2日目に行われた19周のスプリントで、アストンマーティン・ホンダのフェルナンド・アロンソは20番グリッド、ランス・ストロールは21番グリッドからスタートした。
2台は全22台中、唯一ソフトタイヤを履いて、19周を走りきる戦略だ。他チームはミディアムタイヤが大勢を占めたが、アストンマーティン・ホンダの直接のライバルとなるキャデラック勢のみハードタイヤを選択した。
ストロールはスタートでやや出遅れたものの、ターン1のアウト側からアロンソをオーバーテイク。そのまま18番手のアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)に並びかけたが、無理をすることなく19番手のポジションをキープした。
2周目のバックストレートでストロールのマシンが電力切れを示すテールランプを点滅させると、アロンソがオーバーテイクし、2台の順位が入れ替わった。
4周目のターン11手前では、今度はアロンソのテールランプが点滅し、ストロールが19番手へ浮上。その直後、バックストレートエンドのターン17からターン18にかけて、アロンソはストロールとサイド・バイ・サイドの攻防を展開した。両者はタイヤ同士が接触寸前のバトルを繰り広げたが、ホームストレート手前のターン19でイン側のラインを取っていたストロールがポジションを守り、アロンソは引いた。
7周目のターン11手前のストレートでは、ソフトタイヤを履くストロールがハードタイヤのバルテリ・ボッタスをオーバーテイクして18番手へ浮上。続くバックストレートではアロンソも順位を上げ、19番手となった。
残り12周の時点で、アストンマーティン・ホンダの2台は約5秒前でバトルを展開していたセルジオ・ペレス(キャデラック)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)を追う展開となった。
17周目にはストロールがセルジオ・ペレスに接近したが、攻略には至らなかった。この時、ストロールはタイヤのグリップを使い過ぎたのか、セクタータイムもアロンソに対して遅れていた。そして18周目のホームストレートでアロンソがストロールをオーバーテイクし、残り2周でアロンソがペレスを追う展開となった。
アロンソはペレスのすぐ後ろでタイミングをうかがい、バックストレートエンドで並びかけたが、ここではイン側のペレスが順位を守った。その後もアロンソは無理に仕掛けることなく、ペレスのタイヤやバッテリーの状態を見ながら後方から観察し、最終ラップまでチャンスを待った。
そして最終ラップの19周目、バックストレートで電力切れとなったペレスはイン側にラインを変えて防戦体制に入ったが、アロンソはアウト側から一気にオーバーテイクに成功し、16位でフィニッシュした。ストロールは18位でレースを終えている。
予選も気温33度、路面温度52度という暑いコンディションで行われた。
18分間のQ1では、2台は早めにコースインすると、1回目のアタックではアロンソが1分31秒661、ストロールが1分32秒308を記録した。
2回目のアタックでは、アロンソが1分31秒098を記録し、ストロールも1分31秒164までタイムを更新したが、ライバル勢もタイムを伸ばしていった。
Q1終盤には3セット目のソフトタイヤを装着してタイム更新を狙ったが、アロンソは最後のアタックでシケインをショートカットしてしまい、タイム計測を断念してピットへ戻った。ストロールもタイムを更新できず、結果的にアロンソが18番手、ストロールが19番手となり、2台ともQ1敗退となった。
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