【ペナルティ】角田裕毅に厳罰!赤旗中の追い越しで10グリッド降格&ペナルティポイント

2025年06月15日(日)5:24 am

記事要約


・角田裕毅がFP3中の赤旗下でピアストリを追い越し処分を受けた

・スチュワードは「正当な理由なし」とし10グリッド降格と2点加算

・角田は破片回避のためと説明するも、速度差が問題視された


■角田裕毅、赤旗中の追い越しで処分

2025年F1第10戦カナダGPのフリー走行3回目(FP3)で、角田裕毅(レッドブル)が赤旗提示中にオスカー・ピアストリ(マクラーレン)を追い越したとして、スチュワードから処分を受けた。

6月14日(土)16時に公開されたスチュワードの裁定によると、インシデントは現地時間12時52分に発生。ターン14の出口でピアストリがバリアに接触し、右リヤホイールの損傷、パンク、サスペンション破損が確認された。この事故により赤旗が提示された時点で、角田はターン6を走行していた。

角田は当初スピードを落としていたものの、ターン12を過ぎたバックストレートで左側をゆっくり走るピアストリのマシンに追いつき、追い越しを実行。角田は、「破損したピアストリ車からの破片が飛んでくることを避けるためだった」と説明した。

しかしスチュワードは、ポジショニングデータ、マーシャリングシステム、ビデオ、タイミング、テレメトリおよび車載映像など複数の証拠を精査。テレメトリによれば、追い越し時点でピアストリは時速86km、角田は171kmで走行していた。

スチュワードは「ピアストリのマシンに明らかな問題があったとしても、角田が安全な距離を保って後方を走ることを妨げるほどではなかった」と判断。「角田が追い越したことに正当な理由はなかった」と結論づけた。

この違反により、角田には次戦での10グリッド降格とペナルティポイント2点(直近12カ月間の累計2点)が科された。

一方、同じく審議中だったガブリエル・ボルトレート(Kickザウバー)はお咎めなしだった。

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