記事要約
・マルコが弱気発言を撤回、レッドブル復調の兆しに言及
・マクラーレンのアップデートは不発、メルセデスが好調
・フェルスタッペンはFP1でトップ、週末に向けて期待感
■マルコ、弱気発言から一転
レッドブルが2025年F1第10戦カナダGPで調子を取り戻しつつある──そう話すのは、チームのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコだ。
82歳のマルコは、つい数日前まで「今週末のモントリオールでは、マックス・フェルスタッペンにマクラーレン勢を倒すチャンスはほとんどない」と語っていた。
■マクラーレンは不発、メルセデスが浮上
ところが金曜フリー走行では、マクラーレンのオスカー・ピアストリとランド・ノリスが複数のアップデートを投入したにもかかわらず、あまり目立つ結果を出せずに終わった。一方で、メルセデスは好調な滑り出しを見せている。
マクラーレンが伸び悩んでいる原因としては、非常に効率的な冷却レイアウトによってマシンが高ドラッグな仕様になっていることが影響している可能性があると言われている。
■フェルスタッペン、まずまずの出足
フェルスタッペンはFP1でトップタイムをマークしたが、FP2ではやや後退。そんな中、マルコはこう語っている。
「序盤のようにマシンの調子が良ければ、我々は“ゲームに戻ってこられる”と感じています」
「ちょっと不思議なのは、いくつかの変更はロングランではあまり効きませんでした。ただ、1周のタイムではしっかり効果が出ていて、ピアストリとだいたい同じくらいの位置にいると思います」
■楽観ムード広がるレッドブル陣営
別のインタビューでも、マルコは明るい表情を見せた。
「ピアストリとほぼ同じくらいの速さがありますし、タイヤの摩耗もそこまでひどくありませんでした。だから、週末の残りには期待しています」
「今の我々は、最速グループの中にちゃんといると思っていますよ。」
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