記事要約
・カナダGP終盤、マクラーレンのノリスとピアストリが接触
・ノリスはイン側から仕掛けるも行き場を失いクラッシュ
・同士討ちでノリスがリタイア、ピアストリは無事完走
■残り3周、マクラーレン同士討ちでノリスがリタイア…ピアストリとの接触に「自分が愚かだった」
F1第10戦カナダGPは、終盤に波乱の展開を迎えた。残り5周のバックストレートでは、マクラーレンの2台がサイド・バイ・サイドに並んだが、イン側のオスカー・ピアストリがポジションを守り、ランド・ノリスはいったんブレーキングを早めて引いた。
その後、最終シケインを理想的なラインで抜けたノリスは加速に優れ、ホームストレートでピアストリの背後に接近。スリップストリームを使ってターン1に向けてイン側にマシンを振った。
しかし、ピアストリは牽制するようにブロックラインを維持し、コンクリートウォールとの間にノリスの進路は残されていなかった。勢いのまま突き進んだノリスは行き場を失い、ピアストリの左リアタイヤに自身のフロントウイングが接触。マシンは左側のウォールにクラッシュし、その場でレースを終えることとなった。
4番手を争っていたマクラーレン勢のまさかの同士討ちにより、ノリスはリタイアという結果に。
チームラジオでは、「ごめんなさい。全部自分が悪くて、全部自分のせい。ごめんなさい、自分が愚かだった」とノリスが深く謝罪。自身のミスを率直に認めた。
Piastri and Norris come together in Canada! 😱
Here's the collision between the two McLarens 💥#F1 #CanadianGP pic.twitter.com/sKo3GRQ63Q
— Formula 1 (@F1) June 15, 2025
このアクシデントによりセーフティカーが導入され、レースはそのままの順位でフィニッシュした。
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