記事要約
・F1カナダGPの開催契約が延長され、2035年まで継続が決定
・伝統あるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでの開催は1978年から続く
・施設近代化や開催時期調整など今後も強化、観光・経済効果にも期待
■F1カナダGP、2035年まで開催継続が決定
F1はカナダGPの開催契約を延長し、モントリオールのジル・ビルヌーブ・サーキットでのレースが2035年まで続くことを発表した。プロモーターのオクタン・レーシング・グループがカナダ政府・ケベック州政府と新たに4年間の延長契約を締結。1978年から続くこの名物レースは、今後もF1カレンダーにおいて重要な位置を占めることになる。同時に、Bell Mediaとのメディア契約も長期延長された。
最終シケインには“ウォール・オブ・チャンピオンズ”というF1チャンピオンでさえもクラッシュしてしまうほど難易度の高い壁があることで知られ、ハミルトンやフェルスタッペン、ラッセル、アロンソらが勝利を挙げてきた。なかでもハミルトンはミハエル・シューマッハと並び、同地最多となる7勝を記録している。
主催者は施設の近代化に継続的に投資しており、2026年以降は開催時期の前倒しも検討されている。
■F1 CEOステファノ・ドメニカリのコメント
「75周年の年にカナダGPとの契約延長を発表できてうれしく思います。モントリオールのグランプリが今後も続くことはF1にとって非常に価値のあることです」
■主催者 ジャン=フィリップ・パラディのコメント
「この合意は、カナダGPの伝統と世界的注目度を裏付けるものです。今後も最高のグランプリを目指して努力していきます」
■政府・観光団体の共同声明
「カナダGPは国内最大の国際イベントであり、経済的にも大きな役割を果たしています。F1とのパートナーシップ更新を誇りに思います」
●【F1カナダGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果