【動画】王者の指先が語る感動…フェルスタッペンが表彰台でHマークを指さした真相を語る

2025年06月25日(水)17:44 pm

記事要約


・2019年オーストリアGPで13年ぶり優勝を成し遂げた喜びを語る

・表彰台でHマークを指差し、Honda従業員への感謝と誇りを表明

・2026年以降のHondaパワー継続使用や耐久レース参戦を示唆


F1オーストリアGPを前に、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2019年の勝利を振り返り、日本のファンに向けて語りかける動画が話題になっている。

この動画はホンダ・レーシングが投稿したもので、投稿された文は次の通りだ。

「2019年のF1オーストリアGPでHondaに13年ぶりの勝利を届けたマックス・フェルスタッペン選手が、表彰台でHマークを指さした時の気持ちを語ってくれました👉H👈」

当時、レッドブル・レーシングとホンダはメルセデス打倒を目指して戦っていた。そしてついに2019年のオーストリアGPで優勝を飾り、ホンダにとっては13年ぶりのF1勝利となった。

表彰台でフェルスタッペンが左胸のHマークを両手で指し示した瞬間は、多くの人に感動を与えた。

フェルスタッペンは動画の中で、次のように語っている。

「あれは関係者全員にとってとても感動的な勝利でした。だから表彰台に上がった時にHondaロゴを指差したのです。Hondaの従業員全員の長年の努力が報われるべきだと思ったからです。本当に誇らしい瞬間でした。Hondaと一緒に仕事をし、共にチャンピオンを何度も獲得できたのは、とても特別なことです。成功するために注がれた多大な努力に心から感謝しています。彼らとはとても良い関係だったのでいなくなるのは寂しいです。一人一人のプロフェッショナリズムと、全力で取り組む姿勢は素晴らしいものでした。長年このチームの一員として働けたことを、心の底から誇りに思っています。

Hondaファンへのコメント?今年で応援をやめないで下さい!私にとってHondaは大きな意味を持つ存在で、それは今後も一生変わりません。Hondaの活動はF1以外にもたくさんあります。だから将来的に何らかの形で関われたらと願っています。今後も私とチームを応援して下さい。将来何が起こるか分かりませんからね。」

■フェルスタッペンとホンダが将来組む可能性

フェルスタッペンは動画の最後で「将来何が起こるか分かりません」と語っている。この言葉には、噂されているアストンマーティンF1への移籍が含まれる可能性もある。

さらに、来季からの独自パワーユニット開発を進めるレッドブル・レーシングが開発に苦戦しているという噂を受け、2026年以降もホンダのPUを継続して使用する案が浮上しているとの見方もある。ワークス体制になるアストンマーティンとしては、ホンダとの独占的なパートナーシップを維持したいだろう。

HRCはシーズン開幕前の記者会見で「来季も2台供給は体制上可能だ」と述べた一方、開発陣は「まずは1台に集中したい」と語っている。しかし、もしフェルスタッペンと継続して組むことができれば、4年連続チャンピオンからの貴重なフィードバックを得られるうえ、開発にも好影響を与えられる。優勝の可能性が高まれば、開発スタッフのモチベーションも大きく向上するはずだ。

ホンダと組むアストンマーティンは、来季エイドリアン・ニューウェイ設計のマシン投入にもかかわらず、トップチームであるレッドブル・レーシングに比べると体制面で劣ると指摘されている。チャンピオンを獲るチーム体制とそれ以外のチームでは、シーズン戦略やレース運営の質に大きな差がある。そのため、ホンダパワーを最大限に活かすには、勝てるチームと勝てるドライバーの組み合わせが不可欠だ。

■フェルスタッペンとホンダが耐久レースで組む可能性

フェルスタッペンは耐久レースへの関心も示しており、自身のチームを立ち上げてGTマシンをテストする姿が報じられている。将来的にHマークのマシンで耐久レースに参戦したり、アキュラのセミワークスとしてIMSAに挑戦したりするシナリオも考えられる。

今季のIMSAには太田格之進がホンダUSのセミワークスチームから参戦している。太田はスーパーフォーミュラでも現在ランキング2位と好成績を収めている。また、ホンダ・レーシングはIMSAの舞台裏を紹介するドキュメンタリー動画を全5回シリーズで公開中で、映画『F1®/エフワン』に劣らぬヒューマンドラマは見どころだ。

●【F1オーストリアGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果

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