・ホーナーがレッドブルF1を退任、次なる移籍先に注目集まる
・候補はアストン、アルピーヌ、キャデラック、フェラーリは否定的
・知名度と実績からキャデラックが本命とされる見方も
クリスチャン・ホーナー(51歳)がレッドブルF1チームで過ごした20年間の冒険に幕を下ろした一方で、すでに彼の次なる挑戦が噂されている。
今週、ホーナーは突如として解任された。背景には、彼を強く支持していたチャルーム・ユーウィッタヤー氏のレッドブル株式が51%から49%に減少し、オーストリア側とのパワーバランスが均衡したことがあると見られている。
現在ホーナーはまだレッドブルとの契約下にあるものの、「オペレーション上の役割」はなく、近いうちに他のF1チームへの移籍が可能になると予想されている。
すでにホーナーの名前は、フェラーリ、アルピーヌ、アストンマーティン、そしてキャデラックなど複数のチームが移籍先として噂されている。
元レッドブルドライバーのロバート・ドーンボスは、オランダの『NOS』にこう語っている。
「彼は間違いなくF1パドックに戻ってくるでしょう。ただし、フェラーリは家族との生活に影響が大きすぎるかもしれません。彼は生粋のイギリス人で、フェラーリが望んでも簡単にマラネロへ引っ越すような人ではありません」
イタリア紙『コリエレ・デラ・セラ』によると、マラネロの首脳陣はフレデリック・バスールの将来を検討中ではあるものの、ホーナーを後任候補として考えてはいないという。
ドーンボスはさらに、「アストンマーティンなら合いそうですね。あるいはアルピーヌのようなチームを再建してトップに返り咲かせようとする可能性もあります。彼は確実に新しい挑戦を求めているはずです」と付け加えている。
ドイツ『Auto Bild』は、ホーナーの長年の友人であるフラビオ・ブリアトーレが、チーム株の一部を提供してホーナーを引き入れようとしている可能性を示唆している。
また『Auto Motor und Sport』は、キャデラックがグレアム・ロードンの後任としてホーナー獲得に強い関心を示していると報じた。
「ロードンにはマルシャ時代の実績しかないが、ホーナーはレッドブルを背負ってきた」と同誌のミハエル・シュミット記者は述べる。
「ロードンの顔を知っているのはF1オタクだけだが、ホーナーはNetflixのおかげで世界的に知られている。彼がチーム代表になれば、プロジェクト全体の評価も政治的な影響力もまったく違ってくるだろう。」
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