米テクノロジー大手のアップルが、F1への関与をさらに強める可能性が出てきた。
ブラッド・ピット主演で話題を集めた映画『F1』は、アップル・オリジナル・フィルムズが製作を手掛け、特注のiPhoneベースのカメラ技術を駆使して撮影された。報道によると、アップルはこの映画の興行的成功に非常に満足しているという。
さらに英紙『フィナンシャル・タイムズ』は、アップルがF1の米国における放送権獲得を目指し、現在交渉を進めていると報じている。米国でのF1放送権は現在、ディズニー傘下のESPNが年間8,500万ドル(約125億円)で契約しているが、アップルはその座を奪おうとしている模様だ。
同紙は「シティグループのアナリストは、次のF1米国放送契約は年間1億2,100万ドル(約178億円)に達すると予想していたが、この見積もりは映画『F1』公開前のものだ」と指摘している。
一方、F1で4度の世界王者マックス・フェルスタッペンは、最近の取材でまだこの映画を見ていないことを明かし、次のようにジョークを飛ばした。
「アップルでダウンロードして見ようと思います。」