・ポイント首位のピアストリがオープニングラップでクラッシュリタイア
・ジャンプスタート後に失速し、ターン5でバリアに衝突するミス
・角田はハードスタートから35周目時点で3番手走行中
F1アゼルバイジャンGP決勝レース、オープニングラップでチャンピオンシップ首位のオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がクラッシュして早々にリタイアしてしまった。
ピアストリはスタートでわずかにフライング気味のジャンプスタートを見せた後、すぐにマシンを止め、シグナルが消えた直後は大きく出遅れて最後尾に落ちてしまった。コクピット内のオンボード映像では失速防止装置が作動しているのが確認できた。
スタート直後の混乱の中で追い上げを試みたものの、ややオーバースピード気味でターン5へ進入し、タイヤをロックさせながらテックバリアに正面からクラッシュ。まるで前日の予選を再現するかのような突っ込み方で、ピアストリらしくないミスが続いている。
リタイアに終わったランキング首位のピアストリだが、31ポイントのリードにより首位は維持される。ランク2位のノリスにとってはポイント差を縮める絶好のチャンスだが、ここではいつもの勢いが見られない。コンストラクターズ・チャンピオンに王手をかけるマクラーレンだが、2台が失速する中、4年連続王者フェルスタッペンがイタリアに続き2連勝に向けてレースをリードしている。
また、6番グリッドからスタートした角田裕毅(レッドブル)は、ハードタイヤでスタート。35周目を終えた現在、3番手を走行中だ。
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