【F1サンパウロGPグリッド】フェルスタッペン、ホンダPU交換とセットアップ変更でピットレーンスタートへ 昨年は17番手から優勝

2025年11月09日(日)23:43 pm

記事要約


・フェルスタッペンはマシン変更と新PU投入により、サンパウロGP決勝をピットレーンからスタート。

・FIAはRB21に複数のPU要素交換を確認し、規定超過でピットレーンスタートを義務付け。

・昨年17番手から優勝した地で、今年も厳しい追い上げが求められる。


マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、サンパウロGP決勝をピットレーンからスタートすることが決まった。予選での不振を受け、チームがマシンに大幅な変更を加えたためだ。

フェルスタッペンはインテルラゴス・サーキットで行われた予選Q1でまさかの敗退を喫し、「グリップがまったくなかった」「大幅に抑えて走らざるを得なかった」と無線で訴えるなど、スプリント週末を通して苦戦が続いていた。

本来は16番グリッドからのスタート予定だったが、レッドブルは決勝に向けて新しいホンダ製パワーユニットを搭載し、さらにパルクフェルメ下で複数のセットアップ変更を実施。この変更により、決勝ではピットレーンスタートが義務づけられることになった。

FIA(国際自動車連盟)は日曜午前、フェルスタッペンのマシン「RB21」に新しい内燃エンジン(ICE)、ターボチャージャー(TC)、モーター・ジェネレーター・ユニット・ヒート(MGU-H)、モーター・ジェネレーター・ユニット・キネティック(MGU-K)、エナジーストア(ES)、コントロールエレクトロニクス(CE)が搭載されたことを確認。これにより、今季の使用上限をすべて超過した。

また、ハースのエステバン・オコンも新しい内燃エンジンを投入し、同様に上限を超えている。さらにフェルスタッペン車には新しいエキゾーストシステムも装着されたが、こちらは制限範囲内に収まっている。

FIAはレース前の通達で次のように発表している。

「上記のパワーユニット要素は、FIAテクニカルデリゲートの承認なしにパルクフェルメ中に交換された。また、1号車(フェルスタッペン)のサスペンションセットアップにも変更が加えられたため、1号車および31号車(オコン)はF1スポーティングレギュレーション第40.9条a項に基づき、ピットレーンからのスタートが義務となる」

昨年のサンパウロGPでは17番手からスタートし、豪雨の中で優勝を飾ったフェルスタッペン。今年はタイトル争いを維持するためにも、再び困難な追い上げを強いられることになりそうだ。

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