・角田裕毅はサンパウロGP決勝でストロールと接触し、10秒ペナルティと2点のペナルティポイントを受けた。
・ペナルティ消化時にメカニックが10秒前に作業を始めたため、再び10秒加算の処分を受けた。
・相次ぐペナルティで角田は17位に終わり、フェルスタッペンはピットレーンスタートから3位表彰台を獲得。
F1第21戦サンパウロGP決勝で、レッドブルの角田裕毅に対し、2度のタイムペナルティが科された。
1つ目はストロール(アストンマーティン)との接触によるもので、2つ目はそのペナルティ消化時に手順を誤ったことによる追加処分だった。
FIAが発行したスチュワード文書(ドキュメントNo.59)によると、6周目のターン8で角田は、前方を走行していたランス・ストロール(アストンマーティン)のリアに追突。ストロールのマシンをスピンさせる形となった。スチュワードは映像およびオンボード映像を確認した結果、「22号車(角田)がこの接触の全責任を負う」と判断し、10秒タイムペナルティと2点のペナルティポイント(累計7点)を科した。
その後、角田はこの10秒ペナルティを消化するためピットインしたが、再び問題が発生した。
FIAの別文書(ドキュメントNo.60)によれば、ピットストップ中にメカニックが10秒経過前に左リアホイールナットを緩める作業を始めており、規定に反した形でペナルティを消化していたことが判明。これにより「ペナルティが正しく履行されなかった」と判断され、さらに10秒の追加タイムペナルティが科された。
この判断はいずれも、FIAスポーティングレギュレーションおよび国際モータースポーツ競技規定に基づいて行われたもので、スチュワードは次の5名が署名している。
ゲルド・エンサー、マチュー・レンメリエ、タニヤ・ガイルハウゼン、ペドロ・ラミー、ルチアーノ・ブルティ。
角田はレースを17位の最下位で終えており、相次ぐペナルティによって苦しい週末となった。
一方、ピットレーンスタートのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は3位表彰台を獲得した。
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