【F1サンパウロGP2日目】レーシングブルズ幹部「セットアップ変更が成功」2台そろってトップ10入り
記事要約
・レーシングブルズのデゾトーは、スプリントでは苦戦も予選で2台が上位入りしたことを評価。
・夜間の分析とセットアップ変更が奏功し、ハジャー5番手、ローソン7番手を獲得。
・「明日は2台そろってポイント獲得を目指す」と意気込みを語った。
レーシングブルズの車両パフォーマンス責任者、ギヨーム・デゾトーは、サンパウロGP2日目を振り返り、変化するコンディションの中で冷静な判断とセットアップ変更が功を奏したと語った。スプリントでは苦戦したものの、予選では2台そろって上位グリッドを獲得している。
■ギヨーム・デゾトー（レーシングブルズ／車両パフォーマンス責任者）
「今日の天候は予想よりも良いコンディションでした。スプリントのスタート時にはまだ路面がやや湿っていましたが、全車がドライタイヤを選択しました。スプリントでは厳しい戦いになりました。イザックはソフトタイヤでのスタートがうまく決まらず、オープニングラップでいくつかポジションを落としました。赤旗後はミディアムに履き替え、少しは競争力が上がったものの、上位勢のリタイアがあってもポイントには届きませんでした。
一方、リアムはスタートは良かったのですが、ターン3の立ち上がりでコース外に押し出され、芝生に乗ってしまいました。その影響でタイヤが濡れ、汚れた状態で次のコーナーに入り、他車と接触してフロアとボディワークを大きく損傷。そこからのリカバリーは非常に難しいものでした。
夜間のデータ分析やシミュレーター作業、ドライバーからのフィードバックを踏まえて、予選に向けていくつかのセットアップ変更を行いました。イザックにはダウンフォースレベルの調整も加えました。その結果、2人のドライバーが見事に5番手と7番手を獲得。Q2では0.5秒以内に13台が並ぶような接戦の中で、チームとして非常にうまくセッションを進めることができました。
明日は長いレースになりますが、良い位置からのスタートです。目標は明確です——2台そろってポイントを獲得することです。」
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