・フェルスタッペンがピットレーンスタートから怒涛の追い上げで3位表彰台を獲得。
・マルコ博士は「最高レベルのダメージリミテーション」と称賛。
・ノリスも「マックスがあれほど速いとは」と脱帽、王者の走りが際立った。
F1第21戦サンパウロGPで、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が圧巻の走りを見せた。予選16番手という厳しい結果から、チームはリスクを承知でセットアップを大幅に変更。ピットレーンスタートという決断を下したが、そこからフェルスタッペンは怒涛の追い上げを披露し、見事3位表彰台をつかんだ。
「これは最高レベルのダメージリミテーション(被害最小化)だった」と語ったのは、レッドブルのヘルムート・マルコ博士。タイトル争いの中で貴重なポイントを積み重ねた今回の結果に、チーム関係者も称賛を惜しまなかった。
序盤からフェルスタッペンは驚異的なペースで次々と前車を攻略。まるで当然のように順位を上げていくその走りに、パドック全体が息を呑んだ。ピットストップ戦略でも冷静な判断を見せ、終盤にはトップ勢に迫るスピードでチェッカーを受けた。
ブラジルはこれまでもフェルスタッペンにとって好相性の地。2016年の豪雨レースで見せたオーバーテイク劇以来、“ブラジル=フェルスタッペン”という印象を強く残している。
「理由は自分でもよく分からないんです」とフェルスタッペンは笑う。「特別に長いサーキットでもないし、実際にはコーナーも8つしかありません。ただ、非常に正確に走らないといけないし、タイヤにも厳しい。それでも、ここではいつも良い感触を得られるんです」
週末を通じて速さを見せたランド・ノリス(マクラーレン)も、フェルスタッペンの走りを称えた。
「正直、マックスがあれほど速かったのを見て、僕たちがもっと速くなかったことにがっかりしました」と語り、その実力を素直に認めた。
厳しいスタートから見事に立て直したフェルスタッペン。王者としての矜持と、レース巧者ぶりが光る一戦となった。
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