アストンマーティン・ホンダは進化した?ストロールは「ノー」3連発・・・アロンソがレースで差が広がる理由を語る

2026年03月16日(月)22:26 pm

記事要約


・ストロールは上海でアストンマーティンの不振を「ノー」の一言で表し、改善の兆しはほとんどないと認めた

・アロンソは競争力回復には数か月かかると説明し、現状を「コップはほとんど空」と厳しく表現した

・サインツはウィリアムズの苦戦に苛立ちながらも、マイアミまでアップデートを待ち冷静さを保とうとしている


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■ストロール、すべて「ノー」で答えた上海での現状評価

ランス・ストロールは土曜日の上海で、アストンマーティン・ホンダの現状を驚くほど簡潔に言い表した。チームのパフォーマンスに関する3つの質問に対し、彼はすべてたった一言で答えたのだ。

オーストラリアGPと比べて何か変わったか?
「ノー。」

改善は?
「ノー。」

ペースは?
「ノー。」

ある記者がさらに踏み込み、何か前向きな要素はあるのかと尋ねると、チームオーナーであるローレンス・ストロールの息子ランスは、わずかに譲歩したものの感情を抑えた口調でこう答えた。

「ほとんどない。いや、ないね」

■アロンソ、競争力回復には「数か月」必要と説明

一方、チームメイトのフェルナンド・アロンソ(44歳)は、少なくとももう少し言葉を費やしたものの、楽観的とは言いがたい見方を示した。2度の世界王者であるアロンソによれば、競争力を取り戻すまでの道のりは、数レースではなく数か月単位になるという。アロンソは、チームの現状をこう表現した。

「信頼性の問題は、遅かれ早かれ解決するだろう。でもパフォーマンスはもっと時間がかかる。何か月もだ」

「どう見ても、“コップ”はほとんど空っぽだよ。一歩前進するたびに、そこへ一滴ずつ水が加わるようなものだ。数レース後に、コップが半分くらい満たされて見えるかどうかだね」

また、アロンソはレースで差が広がる理由についても説明した。

「予選では、1周のうち内燃エンジン(ICE)を使うのはおよそ25%程度だ。でもレースでは、バッテリーを1周で使い切ることができないから、約50%まで増える。だからレースでは差が少し広がるんだ」

■まずは完走を目標に決勝へ向かったが・・・

アロンソは、両方のマシンでスプリントを完走できたことにいくらか勇気づけられたようだ。

「問題なくロングランをこなせたのは初めてだ。2台とも完走できたのは良かった」

そして日曜決勝に向けては、控えめな目標を掲げていた。

「レースでは、まずチェッカーフラッグを見ることを目標にするよ。僕たちはあまり速くないけれど、少なくともそれは達成したい」

そんな控え目な目標を掲げて臨んだ決勝レースだったが、ストロールは10周目を走行中に突然電源が落ちてしまいストップ、アロンソはレース中盤以降はマシンの振動に苦しみ、オンボード映像ではステアリングから手を離してグー(握る)とパー(開く)とストレッチしたり、ストレートで両手を離して走行する場面も見られ、結果的に2台ともリタイアとなってしまった。

■サインツ、アップデート待ちながら苛立ちを抑制

一方、同じくスペイン人ドライバーのカルロス・サインツ(ウィリアムズ)もチームの苦戦に苛立ちを感じているが、心理的に冷静さを保とうとしている。チームのアップデートは第6戦マイアミGPまで予定されておらず、その間サインツは自分の焦りを意識的に抑えているという。

「少なくともシーズン最初の四半期は、苛立ちを抑えようとしている。そうしないと、この1年はとても長く感じてしまうからね。」

メルセデスとフェラーリは高い完成度を見せているものの、その他のチームの苦戦はしばらく続きそうだ。

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