・アウディF1は体制変更を発表し、ビノットがF1プロジェクト責任者に加えてチーム代表も兼務する
・ウィートリーは個人的な理由で即時退任し、ビノットがサーキット現場で指揮を執る体制に移行する
・アウディは2030年までにF1で世界選手権を争う体制構築を目標に、組織の進化を続ける方針を示した
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アウディは、2026年シーズンの2戦を終えた段階で、チーム首脳陣の体制変更を発表した。
2025年4月からアウディF1プロジェクトに加わり、代表を務めてきたジョナサン・ウィートリーが“個人的な理由”によりF1チームから即時離れ、その後任にはマッティア・ビノットが就任した。ビノットはこれまでのアウディF1プロジェクト責任者としての職務に加え、今後はチーム代表の責任も担うことになる。
ウィートリーはレッドブル・レーシングでチームマネージャー/スポーティングディレクターとして活躍し、ビノットは元フェラーリF1代表として活躍してきた。その2人がスイス・ヒンウィルにある拠点(旧ザウバーF1チーム)でアウディF1チームの立ち上げを進めてきた。そして、2026年3月のアウディF1デビュー戦ではいきなりポイントを獲得し、独自の新パワーユニット(PU)を投入していることを考えれば、まずまずのパフォーマンスを見せている。
しかし、F1日本GPの1週間前という早いタイミングで、アウディF1は突然の体制変更を実施した。今回の体制変更により、ビノットは新たにチーム代表の責任も担うことになり、レース現場で指揮を執ることになる。ビノットは2022年11月29日、フェラーリのF1チーム代表を“辞任”し、同年12月31日には28年間在籍したフェラーリを離れると、F1界から距離を置いていた。その後、2024年8月1日からアウディF1プロジェクト責任として正式にザウバー・モータースポーツAGに加入し、COO兼CTOとして活躍してきた。チーム代表を務めるのは2022年シーズン以来となる。
自動車メーカーのアウディAG(本社)のCEOであり、アウディ・モータースポーツAGの取締役会会長も務めるゲルノート・デルナーは、次のように述べている。
「プロジェクト参入の重要な段階において貢献してくれたジョナサン・ウィートリーに感謝するとともに、今後の幸運を願っています」
「マッティア・ビノットとチームは、私たちが選んだ道を引き続き強い決意を持って進んでいきます。私たちの焦点は変わりません。2030年までにF1で世界選手権を争うことのできる、最高レベルのチームを築くことに向けて、あらゆる力を集中しています。その共通の目標を持続可能な形で達成するため、組織体制も継続的に発展させていきます。」