・鈴鹿予選でエネルギー管理問題が露呈し、ドライバーから批判が噴出
・回生エネルギーの影響で高速コーナーでも減速する異常事態に、不満が拡大
・メルセデス優勢の中で他チームは苦戦し、勢力図が明確になりつつある
F1の2026年レギュレーションは、日本GPの予選でエネルギー管理問題の深刻さが明らかになったことで、ますます強い反発に直面している。
FIA(国際自動車連盟)が予選におけるエネルギー使用量に微調整を行ったが、その効果について問われたカルロス・サインツは、ただ微笑んで「ノー」と答えた。
問題は、キミ・アントネッリのポールポジションラップでも顕著に表れた。F1はこのラップをSNSで公開しようとしたが、視聴者はオンボード映像が名物コーナーである130Rの手前で途切れていることに気づいた。
考えられる理由は明白だった。世界屈指の高速コーナーである130Rで、エネルギー回収の必要性が極度に高まり、マシンは時速50km以上も減速したのだ。
F1は後に、技術的な問題が原因だったと説明した。
「キミのオンボードカメラはラップの途中で技術的な問題が発生したため、ラップの全映像をお見せすることができません」と広報担当者は述べた。
しかし、ドライバーの反応ははるかに率直だった。
シャルル・ルクレールは予選ラップ後、無線で激怒した。「このレギュレーションは我慢ならない!冗談だろ」と感情を爆発させた。
その後、ルクレールは根本的な問題点を説明した。
「コーナーでより攻めようとすると、ストレートでもラップタイムでも遅くなってしまいます。FIAが公平性を保つために取り組んでいるのは理解していますが、現状では予選で大きな不利になっています」と付け加えた。
この不満はグリッド全体に広がっている。
「オリバー・ベアマンの発言を耳にしましたが、全くその通りです。コーナーを速く通過しても、ラップタイムは遅くなるんです」とアレクサンダー・アルボンは語った。
現世界チャンピオンのランド・ノリス(マクラーレン)は、この状況を「胸が張り裂けそうだ」と表現した。
「昨年やそれ以前の数年間と比べると、鈴鹿に来てこれほどスピードが落ちているのを見るのは、本当に胸が痛みます」とノリスは語った。
フェルナンド・アロンソはさらに率直だった。
「楽しさは失われてしまいました。鈴鹿サーキット攻略という醍醐味は、今年のマシンと共にすべて消え去ってしまいました。かつてF1の高速コーナーとして輝いていた場所は、今やバッテリー充電区間へと変わってしまいました。実に残念です」とアロンソは述べた。
こうした批判の中、勢力図も次第に明らかになってきている。メルセデスが圧倒的な強さを見せつけ、他のチームは苦戦を強いられている。
「よいスタートを切れば、メルセデスのドライバーたちに少しはプレッシャーをかけられるかもしれません。しかし、いずれ彼らは僕たちを寄せ付けなくなるでしょう。今の彼らのリードはあまりにも大きすぎます」とルクレールは話す。
ルイス・ハミルトンもメルセデスとの差は「非常に大きい」と同意し、フェラーリのチーム代表フレデリック・バスールは、来たる春休み期間に解決策を見出そうとしている。
「マイアミGPの週末から、新たなチャンピオンシップが始まるでしょう」とバスールは述べた。
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