・ビノットはウィートリーの突然の離脱を予想外とし、その決断を尊重した
・離脱後はビノットが暫定的に指揮を執るが、体制再構築の必要性を認めた
・シューマッハは離脱の背景にチーム内の権力争いの可能性を指摘した
アウディF1プロジェクトの責任者でありチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、ジョナサン・ウィートリーの突然の離脱について「予想外だった」と語り、チームの組織体制を再構築する必要があるとの認識を示した。
レッドブルのスポーティングディレクターを務めた経験も持つウィートリーは、アウディがフルワークス体制へ移行してからわずか2レース目で、ヒンウィル拠点(スイス)のチームを離脱。決定は日本GP(鈴鹿)を前に急きょ下された。
「すべてがあっという間に起こりました。時にはそのようなこともあります。先週の金曜日、ジョナサンから長期的なコミットメントはできないとの意向が伝えられました。
離脱については個人的な理由であり、ここでは詳しくお話しすることはできません。私たちは彼の決断を尊重します。その結果、チームとして彼を職務から解くことにしました」とビノットは語った。
ビノットは、この知らせに衝撃を受けたとも明かした。
「正直に言うと、まったく予想していませんでした。ジョナサンは常に自分の仕事に集中し、チームのために全力を尽くしてくれていました。彼は素晴らしい仕事をし、間違いなくチームの開発に良い影響を与えてくれました」
ウィートリーの離脱を受け、ビノットは暫定的にチーム運営の全権を掌握し、鈴鹿では現場オペレーションも自ら指揮することになった。
しかし、現体制が長期的に維持可能ではないことも認めている。
「再編成が必要になります。現時点で新しいチーム代表を探しているわけではありませんが、チームと私は新しい体制を構築する必要があります。特にレース週末にはサポートが必要です」とビノットは述べた。
ビノットは、4月のインターバル期間を活用して検討を進める方針だ。
「この期間を利用して、レース週末の体制をどのように再構築できるかを考えています。4月はレースがないため、新しい体制を構築するには絶好の機会です。すでにいくつかの案があります」
元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、ウィートリーの離脱の背景にチーム内の権力争いがあった可能性を指摘した。
「ビノットがウィートリーの不満や退任を知らなかったと言っているのは、にわかには信じられません。ビノットは今、すべての決定を自分で下したいと考えているようです。私の見解では、それが問題だったのです」とシューマッハは語った。
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