【正式発表】F1トルコGPが2027年復活 名物ターン8の難コースが再びカレンダーへ

2026年04月24日(金)22:01 pm

記事要約


・F1トルコGPが2027年に復帰し、2031年までイスタンブール・パークで開催される

・名物ターン8を擁するイスタンブール・パークは、F1屈指の難コースとして知られる

・トルコ国内でのF1人気は拡大を続けており、1900万人超のファンを抱える市場へ成長している


F1は、トルコGPが2027年から2031年までFIA F1世界選手権カレンダーに復帰すると発表した。トルコ青年スポーツ省との新たな合意により、開催地は従来と同じイスタンブール・パークとなる。今後の大会では、トルコ自動車スポーツ連盟(TOSFED)が運営パートナーを務める。

トルコGPが直近で開催されたのはコロナ禍で緊急開催となった2020年と2021年で、2020年にはルイス・ハミルトンが7度目のドライバーズタイトルを決め、ミハエル・シューマッハの歴代最多記録に並んだことでも大きな注目を集めた。

■ターン8で知られる難コースが2027年に復活

イスタンブール・パークは2005年に初めてF1カレンダーに登場し、技術的に要求の高いサーキットとして高い評価を得てきた。全長5.33kmで高低差が大きいレイアウトが特徴で、ドライバーの技量とマシン性能の両方が厳しく問われる。

なかでもこのコースを象徴するのが、複数のエイペックスを持つターン8だ。長く続く高速の左コーナーで、ドライバーには高い精度と度胸、そしてマシンには優れたバランス性能が求められる。イスタンブール・パークがF1屈指の難コースとされる理由のひとつでもある。

直近の勝者は、2021年にメルセデスで優勝したバルテリ・ボッタスだ。現役ドライバーでトルコGP優勝経験を持つのは、ボッタスとルイス・ハミルトンの2人のみとなっている。

■マッサが最多3勝 数々の名勝負を生んだ舞台

トルコはこれまでに9回のグランプリを開催しており、ドライバーやチーム、そしてファンからも評価の高い開催地として知られている。レースでは見応えのある戦いが繰り広げられ、印象的な場面が数多く生まれてきた。

イスタンブール・パークで最多勝記録を持つのはフェリペ・マッサで、フェラーリ在籍時の2006年から2008年にかけて3連勝を達成した。そのほかにも、キミ・ライコネン、セバスチャン・ベッテル、ジェンソン・バトンらがこの地で勝利を挙げている。

■急成長するトルコ市場 F1人気は1900万人規模に

F1人気はトルコ国内でも着実に拡大している。現在、同国のF1ファンは1900万人を超え、SNSフォロワーも750万人以上に達しているという。さらに、Instagramのフォロワー数は前年比25%増、YouTubeの視聴回数は107%増とされており、トルコ市場の成長ぶりがうかがえる。

F1にとってトルコ復帰は、伝統あるサーキットの再登場という意味だけでなく、成長を続ける重要市場をカレンダーに取り戻す意味も持っている。

■エルドアン大統領「トルコへの信頼の表れ」

トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、今回の復帰を歓迎し、「F1を世界有数のスポーツイベントだ」と評価した。そのうえで、「トルコでは若者を中心に幅広い支持が広がっている」と強調している。

また、F1が再びトルコを開催地に選んだことについては、「同国の組織力やインフラ、そしてホスピタリティに対する強い信頼の表れだ」と位置づけ、再びその期待に応える大会運営を実現したいとの考えを示した。

■ドメニカリCEOも歓迎 FIAとTOSFEDも意気込み

F1のステファノ・ドメニカリ会長兼CEOは、「2027年からイスタンブールに戻り、世界中のファンに素晴らしいレースを届けられることを喜んでいる」とコメントした。さらに、「イスタンブールをヨーロッパとアジアを結ぶ特別な都市だ」と表現し、イスタンブール・パークがF1の歴史に多くの名場面を残してきたことにも触れている。

FIA会長のモハメド・ビン・スライエムも、「今回のトルコ復帰はF1の世界的な成長と魅力を示す出来事だ」と歓迎した。

また、トルコ自動車スポーツ連盟のエレン・ウチレルトプラウ会長は、「2027年の開催に向けた準備はすでに進んでいる」と明かし、「満員のグランドスタンドの前でトルコとイスタンブールにふさわしい大会を実現したい」と意欲を示している。

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