・アキュラが40周年の節目にロングビーチでIMSA初優勝、インディカーでも存在感を示した
・インディ500では史上初めてアキュラのロゴを纏ったマシンが登場し、ブランド展開を強化する
・IMSAは今季限りで一時休止する一方、太田格之進や佐藤琢磨を巡るインディカーの動向にも注目が集まる
ホンダの北米ブランドで誕生40周年を迎えたアキュラ(Acura)が、先週末に開催された「アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ」で“ダブル優勝”を果たし、存在感を示した。
同イベントはIMSAとインディカーの併催レースとして行われ、アキュラは両カテゴリーで勝利を挙げた。土曜日のIMSAでは今シーズン初優勝を達成し、日曜日のインディカーでも表彰台を独占。さらに、アキュラ特別カラーで参戦したフェリックス・ローゼンクヴィストはポールポジションを獲得し、決勝では2位でフィニッシュした。
ロングビーチは、アキュラ(アメリカン・ホンダ・モーター)の北米本社に近い“地元”とも言えるレースだ。これまでなかなか勝利に届かなかったこの地で、40周年の節目に悲願の初優勝を果たした。
インディカーでは現在、「Honda」ブランドとしてエンジン供給を行っているが、今後はブランディング強化の一環として、インディ500を含む複数レースで「アキュラ」ロゴを纏ったマシンが参戦する。
インディ500にアキュラのロゴを纏ったマシンが登場するのは、第110回となる今年が初めてとなる。
その一方で、アキュラは今シーズン限りでIMSAから一時撤退することも発表した。IMSAにはデイトナ24時間レースなどのビッグイベントが含まれており、今季は太田格之進も参戦してきた。
なお、太田は同じメイヤー・シャンク・レーシング(MSR)からインディカーのテストも終えており、今後の参戦にも期待が高まる状況だ。
ホンダは今年2月、インディカーへのエンジン供給契約を2027年以降も延長したばかりだ。さらに2028年には、エンジンメーカーがチームとしてフル参戦できる「チーム・チャーター制度」の導入も予定されている。
これにより、ホンダは従来のエンジンサプライヤーにとどまらず、チームとしての関与を強める可能性がある。TopNewsがHRCに取材したところ、IMSA同様、メイヤー・シャンク・レーシングとのセミワークス体制が視野に入っていることが明らかとなり、太田格之進のインディカー参戦にも現実味が帯びてきそうだ。
その太田は、今シーズンのスーパーフォーミュラ開幕2連戦で2連勝を達成。チャンピオン獲得に向けて好スタートを切っており、日本一の称号を手にしてアメリカ最高峰レースへの挑戦が期待される。
今年のインディ500には佐藤琢磨が参戦し、3勝目を狙う。昨年は序盤からトップを走行していたものの、ピットストップで指定位置に止まれず痛恨のタイムロスを喫し、優勝争いから脱落した。110年の歴史を誇るインディ500で2勝を挙げ、49歳となった今も第一線で戦う佐藤琢磨に、現在26歳の太田格之進が挑む日も近いかもしれない。