・アストンマーティンとホンダは団結しており、不和はないと明言するマイク・クラック
・振動問題を解決するには、マシン全体の見直しが必要である
・ランス・ストロールは春休みを利用して別カテゴリーのレースへ参戦する予定
アストンマーティンはホンダとの確執の噂を否定し、2026年の危機的状況を改善するべく連携を強化する中、苦境に立たされている両者は結束していると強調した。
舞台裏での緊張関係が取り沙汰される中、振動問題に悩まされるパワーユニットのコンセプトが、エイドリアン・ニューウェイによる最終段階での空力要求の影響を受けた可能性も指摘されているが、アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーであるマイク・クラックはこれを明確に否定した。
「話し合いによる解決は不要です。なぜなら、争いなど存在しないからです。ホンダとは良好な関係を築いています。ホンダは現在、改善のために懸命に努力しており、私たちはホンダに最大限の敬意を払っています」とクラックは述べた。
焦点は、性能と信頼性を著しく低下させている深刻な振動問題に引き続き当てられている。
ホンダは既に小規模な暫定措置を導入しているが、抜本的な解決策はまだ開発段階にある。
「振動問題を根本から解決していくつもりです」と、HRC(ホンダ・レーシング)の渡辺康治社長は述べた。
渡辺社長は、問題はホンダF1のパワーユニット(PU)だけにあるのではないと強調した。
「PUとシャシーのどちらか一方だけの問題ではありません。双方に良い点と課題があります」
つまり、この問題の解決には、マシン全体にわたる連携した取り組みが必要となる。
クラックは、初期の対策は一定の効果が見られたものの、日本GPにはまだ間に合わなかったと認めた。
「フリー走行で改善が見られたセッティングを試しましたが、レースで使える状態ではありませんでした。新しいパーツをマシンに投入する際には、その耐久性が保証されているかどうかを検証する必要があります。今回のパーツは期待の持てるものでしたが、レースでは使用できませんでした」とクラックは語った。
しかし、マイアミGPに向けては慎重ながらも楽観的な見通しが出ている。
「これはパートナーであるホンダと引き続き取り組んでいる課題であり、マイアミGPの週末までに進展が見られると確信しています。そうすれば、もうこの問題について話す必要がなくなるでしょう」とクラックは語った。
チームの不調から一旦距離を置き、アストンマーティンのドライバーであるランス・ストロールは4月の春休みを利用してレース経験を積む予定だ。ストロールは、この機会にポール・リカールで開催されるGTワールドチャレンジ・ヨーロッパ耐久カップにアストンマーティン・ヴァンテージGT3で参戦する。
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