・オコンは2026年序盤の不振について、不運が原因でありパフォーマンス自体は悪くないと主張
・チームメイトのベアマンは好調も、鈴鹿でのクラッシュがルール議論を引き起こすなど波紋を広げている
・コラピントとのニアミスは遺恨を残し、両者の関係や現行規則の問題点も浮き彫りとなった
ハースのエステバン・オコンは、2026年シーズンのスタートが低調であることを認めつつも、その主な原因はパフォーマンス不足ではなく“不運”によるものだと主張した。
29歳の経験豊富なドライバー、オコンに対する風当たりは強い。すでに、2026年シーズンの「期待外れなドライバー」として名前が挙がっており、来季以降のシートを巡る視線も日増しに厳しさを増している。
オコンは「おそらく、これまでのキャリアの中で最も不運なシーズンのスタートだと思います。特に日本GPの時のように、良いレースをしていたのに、最悪のタイミングでセーフティカーが入って来ましたからね。結果には結びつきませんでしたが、チーム内での作業や進行具合はポジティブな点が多く、手応えはあったんです」と語った。
オコンは現在、わずか1ポイント獲得にとどまっており、将来のフェラーリ入りの有力候補として見られているチームメイト、オリバー・ベアマンに後れを取っている。
しかし、そのベアマンも日本GP(鈴鹿)で大クラッシュに見舞われており、今回のマイアミGPでの規則微調整の一因となるなど、現在も影響を残している。
オコンはこの件について、現行レギュレーションの危険性を指摘する。
「オーバーテイクが増えてショーが盛り上がるのは良いことですが、後ろから時速50kmも速い車が接近してくるような状況は、本来あるべき姿ではありません。以前は、ストレートで徐々に速度差が広がり、ブレーキングポイントの手前でその差が最大に達していました。しかし今シーズンは、非常に奇妙な場所で突然、巨大な速度差が生まれてしまうのです」
日本GPでのこの事故を巡る緊張感は、今もなお続いている。
ベアマンはクラッシュ後、自身が激突する直前に起きた、アルピーヌのフランコ・コラピントとの異常接近(ニアミス)を振り返り、『到底受け入れられるものではない』と猛烈に批判していた。
これについてコラピントは、あの日以来、二人が一言も言葉を交わしていないことを明かした。
「レース後すぐに彼にメッセージを送りましたが、返信はありませんでした。ですから彼とは話せていません。僕は働きかけたのですが…。これについてはこれ以上コメントすることはありません。一番大事なことは彼が無事だったということです」
さらにコラピントは、この一件の背景として、現在のレギュレーション下でのドライビングの難しさについても言及した。
「今の接近速度だと、バックミラーを一瞬見た次の瞬間には、もう後ろのマシンが20メートルのところまで迫っているんです。事故の責任はお互いにあると思います。ただ強調しておきたいのは、あのコーナーで、僕が事故を誘発したりクラッシュを招いたりするような、 攻撃的な動きをした瞬間は一度もなかったということです。」
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