アロンソ「息子にみせたい」ストロール「後悔したくない」揺れるアストンマーティン・ホンダの現実

2026年05月04日(月)19:15 pm

記事要約


・アロンソは振動を「非常に悪い」と訴え、ホンダの改善評価と温度差が見えた

・ホンダは振動対策がデータ通りに機能し、信頼性向上につながったと説明した

・アロンソは性能改善の遅れを認めつつ、息子に自分のレースを見せたいと語った


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■アロンソ、振動は「非常に悪い」 ホンダの改善評価と食い違い

フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン・ホンダ)は、マイアミGPでの振動問題が依然として解決にはほど遠い可能性を示唆した。一方でホンダ側は改善に手応えを見せており、両者の見解には温度差がある。

マイアミでのプラクティス中、チーム無線で振動の状態について問われたアロンソは、「非常に悪いです」と率直に答えた。

さらに、コクピット内やピットレーンで何度も手を気にする様子が見られ、テレビカメラに気づくと誇張するような仕草も見せた。これはステアリング操作時の不快感が続いていることを示唆している。

■ホンダは改善を強調「データ通りに機能」

これに対し、4月のインターバル中に対策を進めたホンダは、より前向きな評価を下している。

ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアである折原伸太郎は、次のように語った。

「振動に対処するためのいくつかの対策を開発しました。これらの対策はバッテリーだけでなく、ドライバーの快適性やハンドリングにも影響しています。データで予測された通りに機能していることを確認しており、ドライバーからもポジティブなフィードバックを得ています」

■信頼性優先の代償、パフォーマンスは停滞

しかしアロンソは、改善があくまで信頼性面にとどまっていることを強調した。

「確かに振動は改善しました。日本GP以降、ここ数戦で変更を加えています。ただ、パフォーマンスには手をつけていません。日本GP以降、他チームはマシンを進化させていますが、私たちは信頼性の問題に対処してきただけです。その結果、パフォーマンス面では一歩遅れています。クルマ自体は同じですが、他チームは進歩していて、特にここマイアミGPでは差が広がっています。それでも受け入れています。私たちの今年のプログラムは他チームとは異なりますし、冷静でいる必要があります」

■ストロールもプロジェクト継続に意欲

苦戦が続く中でも、アストンマーティンのドライバーたちはプロジェクトへのコミットメントを強調している。

ランス・ストロールは、次のように語った。

「このプロジェクトを今でも信じていますし、本来のポテンシャルにはまだ遠い状態です。もし2〜3年後に家のソファに座って、グリッド前方に2台のアストンマーティンがいるのを見たとき、自分がそこにいなければ悔しいでしょう。その一部でありたいですし、そのときにはもっと運転して楽しいクルマになっていることを願っています」

■アロンソ、引退時期に家族の影響も

一方のアロンソは、最近父親になったことが自身のキャリアの考え方に影響を与えていることも明かした。

「息子が自分のレースを見ている姿を見るまでは辞めたくありません。ただ、物事を理解できるようになるまでには数年かかるでしょう」

7月に45歳を迎えるアロンソは、次のように続けた。

「あと数年レースを続けたとして、彼がそれを覚えているのか、パドックで何が起きているか理解できるのかを考えています。彼がパドックに来て、自分のクルマに乗ったりできるようになるまでは辞めたくありません。そういう瞬間は一生の思い出になりますから。」

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