・ハミルトンとルクレール、新型EV『Ferrari Luce(フェラーリ・ルーチェ)』を擁護
・フェラーリ初の量産EV発表後に広がる賛否両論
・低重心による走行性能とEVサウンドを評価した両ドライバーの見解
フェラーリのドライバーであるルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールが、物議を醸している新型EV『Ferrari Luce(フェラーリ・ルーチェ)』を公に擁護した。『Ferrari Luce(フェラーリ・ルーチェ)』には激しい批判が集まり、フェラーリの時価総額は数十億ユーロ(日本円で約7,400億〜9,300億円)規模で減少し、メディアでも注目の的となった。
フェラーリ初の量産型電気自動車として発表された『Ferrari Luce(フェラーリ・ルーチェ)』は、賛否を大きく分けている。元フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロは、フェラーリが「伝説を破壊しかねない」と警告し、有名な「跳ね馬」のエンブレムを外すべきだとまで発言した。
また、アルピーヌのアドバイザーを務めるフラビオ・ブリアトーレも辛辣だった。『Ferrari Luce(フェラーリ・ルーチェ)』について「中国勢が絶対にコピーしないことだけが利点だ」と冗談交じりに語っている。
一方、55万ユーロ(約1億200万円)の電動フェラーリを批判する声が上がる中、実際に試乗したハミルトンとルクレールは、この車を熱心にアピールした。
※1ユーロ=185.736円(6月1日為替)で換算すると、55万ユーロは約1億200万円。
「細部へのこだわりという点では、非常にフェラーリらしい車だと分かります」と、7度の世界王者ハミルトンは語った。
一方、ルクレールは、タッチスクリーン中心のインテリアから離れ、物理ボタンを増やしたフェラーリの決断を高く評価した。
「物理ボタンが戻ってきた点を気に入っています。実際に運転しながら道路を見て、感覚的に操作できますからね」とモナコ出身のルクレールは説明した。
ハミルトンは特に走行性能に感銘を受けたという。
「パワーの出方が素晴らしいです。コーナーを走っているときでも、常に安定している感覚があります」と語った。
また、バッテリー配置によって実現した低重心も高く評価している。
「カーブを通過しても、路面にしっかり張り付いています。これがこの技術の最も優れた点だと思います」とハミルトンは述べた。
「重心がとても低いので、本当にいいですね。普通の車はロール(傾き)が大きいですが、この車はロールしません」
これまで内燃エンジンのフェラーリを支持してきたルクレールでさえ、EVならではのある要素に驚いたという。
「あの音は本当に良かったです。電気自動車ならではの音が気に入りました。すごくクールですし、車との一体感を高めてくれます」と語った。
フェラーリ会長ジョン・エルカンは、ブランド特有の感情的な魅力を維持するため、エンジニアたちが努力を重ねたと強調している。
「フェラーリは、ドライバーが振動をしっかりと感じ、この車がどのような存在なのかを実感できるように、懸命に取り組んできました」とエルカン会長は語った。
創業者エンツォ・フェラーリの息子であるピエロ・フェラーリも、このプロジェクトを擁護している。
「批判したい人は批判すればいい」と彼は語った。
「ですが、私は『まず見て、乗ってみてください』と言いたいですね。実際に運転すれば、おそらく考えは変わるでしょう。」
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