F1モナコGPでピエール・ガスリー(アルピーヌ)の表彰台が復活した。アルピーヌF1チームが提出していた「再審査請求(Right of Review)」が認められ、レース後に科されていたペナルティが取り消されたためだ。
ガスリーは先週末のモナコGPで9番グリッドからスタートした。2度のセーフティカーと赤旗が出る波乱のレースで着実に順位を上げ、4番手まで浮上。さらに終盤、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がドライブスルーペナルティを消化したことで、3番手に上がっていた。
しかしレース中、ガスリーはピットレーンでの速度違反を2度指摘され、それぞれ5秒のタイムペナルティを科された。合計10秒がレースタイムに加算された結果、チェッカーフラッグ後に7位へ降格。今季初表彰台を逃す形となり、本人とチームにとって悔しい結果となっていた。
レース後、アルピーヌはこの判定を不服として再審査請求を提出した。バルセロナ・カタルーニャGPの週末が始まった6月11日木曜日に最初の審理が行われ、チームは新たな重要かつ関連性のある証拠を提示することに成功した。
裁定文書によると、FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)も公式計時に関する証拠を提出した。その結果、ピットレーン速度の算出に用いられた距離が不正確で、ガスリー車の速度が実際より高く見積もられていたことが確認された。
その後、ガスリーへのペナルティを見直すための審理が木曜日に改めて行われ、FIAは金曜日朝、ガスリーに科されていたペナルティを取り消すと発表した。
これにより、幻に終わっていたガスリーのモナコGP表彰台が正式に復活した。