レーシングブルズのリアム・ローソンは、シーズン終了後にシートを失う可能性があるという憶測を一蹴した。さらに、レーシングブルズF1チーム代表を務めるアラン・パーメインもローソンを改めて擁護し、今季の働きを高く評価している。
レッドブル育成ドライバーのニコラ・ツォロフは、F2で上位につける存在として注目を集めており、2027年にアービッド・リンドブラッドのチームメイトとしてレーシングブルズに昇格する可能性が取り沙汰されている。
スイス紙『Blick』のジャーナリスト、ロジャー・ブノワは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)の弟子でもあるツォロフについて、レッドブル陣営にとって有力な育成候補だと指摘している。
ただし、現時点で最終決定は下されておらず、パーメインもオーストリアGPの舞台であるレッドブル・リンクで、2027年のドライバー体制について「まだ何も決まっていない」と強調している。
こうした憶測について6月25日、レッドブル・リンクで質問を受けたローソンは、現在の環境に満足していると語り、今季への集中を強調した。
「こういったことを話すのはまだ早すぎます。正直に言って、今のすべてに満足していますし、チームの雰囲気もとても良いです。ここまでのシーズンは自分にとってポジティブで、本当に楽しめています」
「もちろん、このマシンでは学ぶべきことが多く、毎週末そこに取り組んでいます。ペースは良いですし、それを維持しようとしています」
ローソンはまた、フルシーズンを戦った経験が自身の成長につながっていると説明した。昨年序盤にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)のチームメイトとして2戦に出走し、その後も厳しいシーズンを経験していた。
「F1デビューは簡単ではありませんでしたし、多くの課題がありましたが、フルシーズンを終えた今はとても落ち着いています」
「この12か月で多くを学び、今はすべてがうまくいっていると感じています」
一方、パーメインはスペイン紙『エル・ムンド・デポルティーボ』の取材に対し、ローソンのパフォーマンスを改めて称賛した。
「正直に言って、リアムは今年、信じられないほど素晴らしいです」とパーメインは語った。
「私たちはアービッドについてよく話しますし、それは当然のことです。ただ、リアムも昨シーズンの出だしは非常に厳しいものでした。しかも、彼は並外れた才能を持つアイザック・ハジャーと競っていました。しかし今年、リアムは私たちが求めたことをすべて、まさにその通りに実行しています」
「彼は完全に集中していて、今も非常に速く、チャンスが来ればそれを生かし、ミスをせず、素晴らしい仕事をしています。選手権ランキングでも良い位置につけています。それこそが、私たちが彼に求めていたことであり、彼はそれを実行しています」
その一方で、パーメインはツォロフがF2で見せている印象的な走りによって、F1昇格への評価を高めていることも認めた。
「これは、とても良い悩みです」とパーメインは語った。
「彼はすでにメルボルンとモナコで勝っています。彼はもうすぐ扉を叩くことになるでしょう」
レーシングブルズに2つのレースシートしかない中で、評価の高いレッドブル育成ドライバーをさらに受け入れることができるのかと問われると、パーメインは笑みを浮かべてこう答えた。
「優れたドライバーが多すぎるというのは、常に良い問題です。彼は印象的な仕事をしていますし、私たちは彼を非常に注意深く見ています。彼は素晴らしい仕事をしています」
ローソンが現状維持に自信を示す一方で、ツォロフの評価も上昇しており、レッドブル陣営の若手シート争いは今後さらに注目を集めることになりそうだ。
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