2026年シーズンに快進撃を続けるメルセデスのアンドレア・キミ・アントネッリをめぐり、チーム内で優遇されているとの憶測が広がる中、チームメイトのジョージ・ラッセルがその見方を明確に否定した。
一方、元F1ドライバーのティモ・グロックは、両者の衝突は避けられないとの見方を示しており、メルセデスの2人をめぐってはさまざまな意見が飛び交っている。
アントネッリは現在、2026年のドライバーズランキングで首位を快走しており、その活躍を受け、メルセデスが19歳のアントネッリを中心とした体制を築き始めているのではないかとの憶測が広がっている。
これについてラッセルは、イギリス紙『Daily Mail(デイリー・メール)』に対し、次のように語った。
「ひいきがあるという話は耳にしました。でも、それは気になりませんし、事実でもありません」
さらにラッセルは、メルセデスがどちらか一方のドライバーだけを優遇する理由はないと強調した。
「チームには2,000人が働いていて、コンストラクターズ選手権で優勝すれば、全員にボーナスが支払われます。それなのに、なぜ一方だけを優遇する必要があるのでしょうか?」
「僕たちは2人とも自由にレースをすることが認められています。ただし、獲得可能な最大限のポイントを確保するというチームの最優先目標が脅かされる場合は別です」
しかし、元F1ドライバーのティモ・グロックは、両者の間にはすでに大きな緊張が生じていると指摘した。
グロックは、オーストリアのメディア『Heute』に対し、次のように語っている。
「2人の間には間違いなく大きな緊張があります。僕にとっては、2人が衝突するのは時間の問題にすぎません。今年は今後も、そうした場面を何度か目にすることになるでしょう」
一方、元F1ドライバーで、ドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』の解説者を務めるラルフ・シューマッハは、メルセデスF1代表のトト・ウォルフが依然としてラッセルを全面的に信頼しているとの見方を示した。
「ラッセルは、長年にわたってウォルフ代表と関係を築いてきました。ラッセルがこれまでどおりプロフェッショナルに振る舞い、政治的な駆け引きに関わることなく、アントネッリの邪魔をしようとしない限り、メルセデスが彼を交代させる理由はまったく見当たりません」
ただし、シューマッハは現在のメルセデスではアントネッリがチーム内部の新たな基準となっていることも認めた。
「ウォルフ代表は、現在の状況に対する自身の見解を非常に明確に示しました。彼は文字どおり、キミは『別格だ』と語りました。これ以上ないほど明確な表現です。そして率直に言えば、現時点ではまさにそのとおりの状況です。」
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