シルバーストンで開催されたイギリスGPの週末、F1の2026年レギュレーションに対する批判が一段と強まっている。
元F1ドライバーのハインツ=ハラルド・フレンツェンが「F1よ、目を覚ませ」とXに投稿したほか、現役ドライバーからもレースの質に対する不満が相次いでいる。
高速コーナーでの攻防や大胆なオーバーテイクといった、F1本来の醍醐味が失われつつあるとの指摘が広がっている。
議論の発端となったのは、イギリスGP予選後にフレンツェンがXへ投稿した短いメッセージだ。
「F1、どうか目を覚ましてほしい」
この一言は、現在のレギュレーションが生み出すレース内容への強い危機感を象徴するものとなり、パドック全体に波紋を広げている。
長年にわたり現行レギュレーションを批判してきたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、問題はシーズン序盤から明確だったと語る。
「今年の初めにも言いましたが、このレギュレーションはこうしたレースをもたらします。コーナーで全力を出すこと、外側からリスクを取ってオーバーテイクを仕掛けること、最終コーナーでのブレーキング勝負といった要素は、すべて消え去ってしまいました」
さらに、現行レースの特徴についても言及した。
「前のマシンよりも多くのバッテリーパワーを持ち、ボタンを押して追い抜く。それが新しいF1です。好むかどうかは別として、ドライバーの重要性は少し低下しているかもしれません。ただし、チームとFIAが最良の選択だと判断した以上、文句を言うことはできません」
「今は与えられた状況の中で最速を目指し、次のレギュレーションに向けて準備するしかありません」
アストンマーティン・ホンダが苦戦を強いられる中でも、アロンソはモチベーションを維持していることを強調した。
「メディア対応以外では、自分がやりたいことをやっていますし、楽しんでいます」
「毎週チームと一緒にマシンの弱点を理解し、改善に取り組んでいます。団結して次のステップへ進むことに集中しています。難しいスタートだったことは繰り返すまでもありませんが、状況を変えるために全力で取り組んでいます。」
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