中止となったバーレーンGPを2026年F1カレンダーに再編入する可能性は、中東で戦闘が再燃する中、後退しているようだ。
今年初めにイランをめぐる紛争が勃発したことで、バーレーンGPとサウジアラビアGPは中止となった。
その後、バーレーンGPは2026年カレンダーへの再編入候補として有力視されていたが、湾岸地域で戦闘が再び激化したことで、その実現性に新たな疑問が生じている。
ピレリのモータースポーツ部門責任者ダリオ・マラフスキは、再編入に向けた時間は事実上尽きたとの見方を示した。
「このようなレースの準備には約4カ月かかります。タイヤ輸送の計画から実施までに約15週間が必要です」とマラフスキはドイツの『Motorsport-Total.com』に語った。
「明らかに、現時点で私たちにそれだけの時間はありません」
マラフスキは、治安情勢の悪化によって計画を立てることが不可能になっていると説明した。
「残念ながら、中東情勢がどの程度安定するのか、また、タイヤを積んだ貨物船が航行できるのかどうかも、依然として予測できません。スエズ運河を経由し、ジェッダからサウジアラビア国内を陸路で横断して中東のほかの地域へ向かう方法も考えられます。しかし、サウジアラビアの治安情勢も緊迫しているため、あくまで理論上の話です」
「残念ながら、現時点では不確実性が最大の問題となっています。中東でレースを開催できる状況になるまで、どれほどの時間が必要になるのかは分かりません。仮にアフリカ大陸を迂回できたとしても、ホルムズ海峡を通航できるかどうかを確認する必要があるからです」
カタールGPは11月27日から29日、アブダビGPは12月4日から6日に開催が予定されている。
マラフスキが示した約4カ月の準備期間を踏まえると、両レースに向けた計画も事実上、現時点で固めておく必要がある。
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