2026年フォーミュラE東京E-Prixで、アンドレッティ・フォーミュラEと日本発のカスタムカーブランド「リバティーウォーク」がコラボレーションした。
今回の取り組みは、リバティーウォークが資金を提供するスポンサー契約ではない。世界で築いてきたブランド力と発信力が評価され、アンドレッティ側から「一緒に面白いことをやりたい」と声をかけられたことで実現した。
アンドレッティのマシンには、リバティーウォークを象徴するクロームとブルーを基調とした特別リバリーが施された。レースに先立ち、東京・原宿のショップでは両ドライバーのサイン会やカスタム仕様の日産スカイラインGT-R(R34)で登場するイベントも開催された。
TopNewsは、リバティーウォーク創業者の加藤渉氏に独占インタビューを実施。今回のコラボレーションに込めた思いを聞いた。
リバティーウォークは、フォーミュラEだけでなく、海外のモータースポーツ関係者や世界的ブランドからも共同企画の相談を受ける存在となっている。
F1ドライバーたちがリバティーウォークのカスタムカーに乗る姿もたびたび話題になっているが、これらもリバティーウォーク側から依頼したものではなく、ドライバー本人から「乗りたい」と連絡が寄せられて実現したという。
日本の小さなカスタムカーショップから始まったブランドが、世界のトップドライバーやトップカテゴリーから声をかけられるまでになった背景には、約15年にわたって海外のイベントに足を運び、日本のカスタムカー文化を発信し続けてきた積み重ねがある。
加藤氏が目指しているのは、エアロパーツや車両を販売することだけではない。免許を持つ前の子どもたちにも、クルマの楽しさや日本独自のカスタムカー文化を伝えることを大切にしている。
「僕たちが一番伝えたいのは、まだ免許を持っていない子どもたちです。クルマを売ることよりも、日本のクルマ文化を世界に見せ、次の世代に何かを残したいと思っています」
リバティーウォークは約15年にわたり、アメリカをはじめ、欧州、アジア、南アフリカなど世界各地で日本のカスタムカーを披露してきた。その積み重ねが、フォーミュラEを舞台とした今回のコラボレーションにつながったという。
リバティーウォークの活動は、カスタムカーだけにとどまらない。アパレルや時計メーカーとの企画、海外店舗の展開などを通じ、クルマを中心としたライフスタイルとコミュニティを世界へ広げている。
「ビジネスだけを考えると、面白くなくなってしまいます。お金ではなく、足跡と記憶を残したい。みんなが一つのチーム、ファミリーになれるようなものをつくりたいです」
一方で、地域住民への配慮や安全なイベント運営も重視している。時代の変化に合わせ、ルールを守りながら自由にクルマを楽しむ姿を、次の世代に示していく考えだ。
実際にイベントの前後には多くの人が集まっていたが、スタッフは交通ルールに沿って適切に誘導し、周辺の店舗にも事前に声をかけるなど、地域への配慮を徹底していた。その姿勢も印象的だった。
世界最高峰の電動レースと、日本が生んだ大胆なカスタムカー文化。アンドレッティとの共演は、リバティーウォークが世界で築いてきた存在感を象徴するコラボレーションとなった。










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