初開催の「マドリンク」でF1スペインGPのフリー走行1回目(FP1)が行われ、メルセデス勢が1-2を占めた。レーシングブルズから3戦連続出場の角田裕毅は、パワーステアリングの問題で走行を中断。新コースで貴重な走行時間を失った。
セッションは気温28℃、路面温度50℃、湿度15%のドライコンディションで行われた。
トップタイムはジョージ・ラッセル(メルセデス)の1分34秒077。アンドレア・キミ・アントネッリが0.2秒差の2番手に続き、メルセデス勢が1-2を占めた。3番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
フェラーリ勢は序盤、ルクレールとルイス・ハミルトンがトップタイムを更新し合った。終盤には、ハミルトンが無線でパワーカットとタイヤのロックアップを報告した。
※パワーカット:走行中に駆動力が急に落ちたり、途切れたりすること。ここでは原因までは明らかになっていない。
特別リバリーで走行したウィリアムズのカルロス・サインツは、コース上で「ルイスが危ない」と無線で不満を訴えた。ニコ・ヒュルケンベルグもアタックを中断し、ハミルトンについて「行かせてくれたら」と漏らした。
先の見通しが利かないブラインドコーナーもあるマドリンクでは、各車が新コースに挑むなか、フランコ・コラピントがコースアウトする場面もあった。
中盤のファステストでは、セクター1はルクレール、セクター2はローソン、セクター3はハミルトンが記録した。
レッドブルは、マックス・フェルスタッペンが5番手でセッションを終えた。イザック・ハジャーの代役として出走したリアム・ローソンは10番手だった。
開始20分の時点で、ミディアムタイヤを履く角田は10番手、チームメイトのアービッド・リンドブラッドは8番手につけた。順調な滑り出しに見えたが、角田はソフトタイヤへの交換後にトラブルに見舞われた。
角田はソフトタイヤでの走行中にパワーステアリングの問題に見舞われ、ピットへ戻った。「もう少しでクラッシュするところでした」と無線で訴え、チームに確認を求めた。
残り15分の時点で走行を終了することが決まり、新コースへの理解を深めるための時間が限られることになった。
リンドブラッドは、ハミルトンに前を阻まれ、トラフィックに苦しむ場面もあったが、一時6番手につけ、最終的に7番手でセッションを終えた。
アストンマーティン・ホンダ勢は、開始15分の時点でミディアムタイヤを履くフェルナンド・アロンソが12番手、ランス・ストロールが14番手につけた。
最終的にはアロンソが15番手、ストロールが19番手でセッションを終えた。ストロールはセッション途中、ガレージで調整を行う場面もあった。
セルジオ・ペレスは、ピットレーンでの速度違反を2回記録した。制限速度を1回目は6.7km/h、2回目は16km/h超過していた。
TopNewsをフォロー・購読