マックス・フェルスタッペンが、母国オランダGPの開催地ザントフォールトで、現行契約どおり2028年までレッドブルに残ることを正式に表明する可能性が浮上した。
元F1ドライバーのロバート・ドーンボスは、移籍をめぐる現実的な選択肢はすでになくなっており、フェルスタッペンが母国グランプリで自らの将来について明言するとの見方を示している。
フェルスタッペンとメルセデスF1のトト・ウォルフ代表が最近、イタリアのサルデーニャ島で休暇を過ごす様子が再び撮影された。
両者はそれぞれのパートナーとともに、普段から同地で利用しているヨットの周辺にいたという。
しかし、メルセデスは今年、以前ほど積極的にフェルスタッペンの獲得へ動いていない。
一方、最近浮上したマクラーレン移籍説が現実になれば、フェルスタッペンは長年身を置いたレッドブルを離れることになる。
移籍先として取り沙汰されているマクラーレンF1は、ザク・ブラウンCEOが率いるメルセデス製PUのカスタマーチームで、同じくF1世界王者のランド・ノリスが所属している。
ドーンボスはポッドキャスト『Pit Talk』で、フェルスタッペンの将来が近く明らかになるとの見方を示した。
「今後1カ月のうちに、何らかの知らせがあるでしょう。マックス・フェルスタッペンの将来は、おそらくザントフォールト(オランダGP)で発表されます。これがオランダで開催される最後のグランプリです。マックスをチームに引き留め、すでに結んでいる契約どおり2028年まで残ってもらえるなら、レッドブルにとって大きな意味があります。メディアとレッドブルに対し、『僕はレッドブルに残ります。そうすれば、僕たちは2027年に向けた準備に集中できます』と公に伝えるのが、チームに対する筋でしょう。これは重要な話し合いのテーマになると思います」
さらにドーンボスは、フェルスタッペンが「すぐに移籍する機会を逃した」との見方も示した。
「彼はレッドブルに残るしかありません。ほかの選択肢は消えました。メルセデスが以前のようにマックスの獲得を強く推し進めるとは思えません。もちろん、彼らのチームにはすでに次のスーパースターがいますからね」
ドーンボスが「次のスーパースター」として念頭に置いているのは、19歳でドライバーズ選手権首位に立つアンドレア・キミ・アントネッリである。
一方でドーンボスは、メルセデスがアントネッリとフェルスタッペンを同じチームで走らせることには懐疑的な見方を示している。
「マーケティング面では素晴らしいでしょう。しかし競技面では、この2人を同じチームに置けば大惨事になると思います。ジョージの低調なパフォーマンスが続き、それが問題になるのなら、別のセカンドドライバーを起用すればいいのです。そうなれば、4度の世界王者の獲得に動く必要はなくなります」
レッドブルF1の元アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士も、フェルスタッペンの残留を望んでいる一方で、現在のチームの状態には満足していない。
オーストリアの新聞『Kronen Zeitung』に対し、マルコ博士は次のように語った。
「チームには『まずまず』の評価をつけます。常に速いわけではありません」
マルコ博士は、レッドブルが巻き返しに成功した2025年シーズンとは状況が異なると指摘する。
「安定して速さを発揮できていません。さらに、マックスとエンジニア陣の連携もうまくいっていないように見えます」
そのため、フェルスタッペンがタイトル争いで再び巻き返す可能性についても懐疑的だ。
「マクラーレンとフェラーリが強すぎます。マシンも不安定すぎます。私なら、それに賭けることは到底できません」
最後に、フェルスタッペンが将来どこで走るのかと問われたマルコ博士は、分からないと認めた上で、こう締めくくった。
「彼が残ってくれることを心から願っています。」
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