ハースは、セパン・インターナショナル・サーキットで行われる2026年F1第16戦「バーレーンGP in マレーシア」に向け、オリバー・ベアマンとエステバン・オコンのコメントを発表した。F1がセパンで開催されるのは2017年以来9年ぶりで、ベアマンは初挑戦、オコンはかつてポイントを獲得したコースに戻る。
ハースは前戦アゼルバイジャンGPでオコンが8位、ベアマンが9位に入り、今季初のダブル入賞を達成した。チームは中団で貴重なポイントを持ち帰った勢いを、暑さと雨が大きな変数となるセパンにつなげたい考えだ。
2026年のバーレーンGPは当初、バーレーン・インターナショナル・サーキットで第4戦として予定されていたが、中東地域の情勢により開催できず、セパンへの一時移転が決まった。大会は「Bahrain Grand Prix in Malaysia(バーレーンGP in マレーシア)」の名称で行われ、マレーシアGPの復活ではなく、今回限りの特別な形となる。
セパンは1999年にF1を初開催し、2017年まで19大会を開催した。2本の長いストレートとヘアピン、中高速の流れるような区間を組み合わせたレイアウトで、コース幅も広い。一方でタイヤへの負荷は高く、暑さと湿度に加え、午後の激しい雨も戦略を左右する。
ハースのヘッド・オブ・カー・エンジニアリングを務めるホーギー・ニッドは、ターン5〜6と12〜13を高速区間として挙げる一方、低速コーナーも混在していると説明した。年間でも特に高い路面温度になりやすく、レース序盤からブレーキ温度の管理が必要になるほか、予選時間帯に強い雨が降る可能性にも警戒している。
ベアマンはセパンでのレース経験がなく、マレーシアを訪れること自体も今回が初めてだ。バクーでのダブル入賞を喜びながらレース後すぐに現地へ移動し、グランプリ週末を前にマレーシアで過ごす時間を確保したという。
「本当に美しい場所です」
初めて走るセパンについて、ベアマンは高速で流れるようなレイアウトならではのリズムが重要になるとみている。
「セパンは流れるような高速コースで、リズムに乗り、マシンをひとつの区間から次の区間へ自然につないでいくことが重要になります」
さらに、マレーシア特有の蒸し暑さと突然の雨も、次戦シンガポールGPに向けた準備として前向きに捉えている。
「天候はシンガポールにかなり似ていて、湿度が高く、突然の豪雨もあると思います。シーズンでも特に身体的に厳しいレースに備えるなら、もう1週間この厳しい暑さの中で過ごす以上の準備はないですね」
オコンは、まず前戦バクーでチームが今季初のダブル入賞を果たしたことを喜んだ。
「バクーでチームとしてダブル入賞できたのは素晴らしいことです。チーム全員にとって素晴らしい結果でした。今週末、そしてもちろん残りのシーズンも、この勢いを維持することが目標です」
自身はF1キャリア初期の2016年と2017年にセパンを経験している。久しぶりに戻るクラシックコースと、予測しにくいマレーシアの天候にも期待を寄せる。
「セパンに戻ってレースできるのもうれしいです。F1を代表するクラシックなコースで、これまでも素晴らしいレースが行われてきました。暑くなるのは分かっていますが、マレーシアの天候は予測しにくいので、僕たちに面白いチャンスが生まれるかもしれません」
また、現在のグリッドで2017年のセパンを走った10人のドライバーの一人であることにも触れた。
「僕は現在のグリッドで、2017年にセパンを走った10人のドライバーの一人です。ほぼ10年ぶりに、特に現行レギュレーションのマシンで再び走るのは興味深いですね」
前回のセパンではポイントを獲得しているだけに、今回の目標も明確だ。
「当時はポイントを獲得できたので、今週末も同じことを狙います。」
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