【F1新車発表】アストンマーティンF1最高技術責任者「新レギュレーションには新しいチャレンジと新しいチャンスがつきもの」

2022年02月11日(金)3:14 am

現地時間2022年2月10日(日本時間10日23時)、アストンマーティンF1チームが、新時代のF1レギュレーションに合致させた新車『AMR22』を発表した。

■アンドリュー・グリーン(最高技術責任者)

『AMR22』の発表会で最高技術責任者のアンドリュー・グリーンは、次のように述べた。

「2022年のレギュレーションは、これまでのレギュレーションとは異なり、コンセプトもアプリケーションも根本的に方向転換し、おそらくこれまでで最も大きなシャシーレギュレーションの変更となり、2021年から2022年に引き継がれる部分は非常に少なくなっています」

「その直接的な結果として、この冬は間違いなく、これまでで最も厳しいものとなりました。しかし、新しいレギュレーションには、新しいチャレンジと新しいチャンスがつきものです」

「新しいレギュレーションを最大限に活用するための答えは誰も知らないので、開発の袋小路を避けることが重要であり、それが設計チームへの重要なメッセージでした。大きな課題ですが、全員がこの課題に取り組み、開発過程で生じる多くの疑問を解決していこうという意欲が湧いてきました」

「その一方で、新しいコスト上限規制や空力開発に関するより厳しい制限のもとで運用されています」

「私たちが見ているAMR22は、この新しい規制の下での“最初の”イテレーションなのです。今後、実際に走らせ、その課題を理解することで、劇的に進化していくでしょう。そして、それが2023年以降の方向性を決めることになるのです」

■アストンマーティン本社工場で発表

新車AMR22は、ドライバーであるランス・ストロールとセバスチャン・ベッテルとともに、アストンマーティン・ラゴンダのグローバル本社(イギリス・ゲイドン)にある工場の生産ラインで公開された。

また、エグゼクティブ・チェアマンのローレンス・ストロール、チーフ・テクニカル・オフィサーのアンドリュー・グリーン、パフォーマンス・ディレクターのトム・マッカラも出席した。

AMR22は、より競争力のあるレースを実現するために、新しい技術規則で規定された抜本的な空力設計の哲学を備えているという。

カラーリングは、従来のグリーンのカラーリングにライム色のディテールを加え、よりアグレッシブなものとなっている。

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