今年、3年連続でのF1ドライバーズタイトル獲得に挑戦しているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、31歳という若さでF1を引退する可能性があることを認めた。
■2028年までレッドブルとの契約があるフェルスタッペン
現在25歳のオランダ出身ドライバーであるフェルスタッペンは、今年の9月30日には26回目の誕生日を迎えることになる。
そのフェルスタッペンは、レッドブルとの間に2028年シーズンまでの長期契約を結んでいる。そのシーズン中にはフェルスタッペンは31歳となるわけだが、年齢的には一般的に“脂が乗る”頃であり、それ以降もまだまだF1を続けることは可能なはずだ。
■現契約満了とともにフェルスタッペンがF1を去る可能性も
だが、最近、レッドブル首脳のヘルムート・マルコがフェルスタッペンについて次のように語ったことが報じられている。
「2028年を終えて、マックスがもうそれで十分だと思えば、彼はやめるだろうね」
「彼はまさにそういう決断ができるタイプなんだ」
そして、フェルスタッペンによればそうした評価は正しいという。
■F1引退を「真剣に考えている」とフェルスタッペン
『si.com』から、2028年シーズン限りでF1を引退するかもしれないと報じられていることについて質問されたフェルスタッペンは、次のように答えた。
「そう、僕はそのことを真剣に考えているよ」
「F1マシンをドライブすることができるのはすごく幸運なことだというのは僕もわかっているよ。僕は自分がやりたいことができている。でもある時点でそれは重要ではなくなるんだ。僕はすでに自分がやりたいことの計画をたくさん持っているよ」
「また、それは生活の質の問題でもあるんだ。人生にはF1以外のこともある。僕には2028年までの契約がある。その後に関しては様子を見ていくよ」
そう語ったフェルスタッペンは、次のように付け加えている。
「僕は身体的に最高の時期をF1だけで過ごしたいとは思わないんだ。レース数はどんどん増えているし、1年に23もしくは24レースというのはあまりにも多すぎるよ」