・ハミルトンとルクレールは現行F1を評価し、観客の盛り上がりも高く評価
・一方で予選時の制約など課題も認識しつつ、方向性には理解を示す
・マクラーレンは電子系トラブルで2台とも決勝出走できず深刻な週末に
●【F1ライブ結果速報】F1中国GP、日本GPもライブでお届け
F1中国GPでフェラーリ移籍後初となる3位表彰台に立ったルイス・ハミルトンは、今回のレースを高く評価した。
「これまでF1で経験した中で最高のレースでした」
ハミルトンは、上海でこれまで見た中で最大の観客動員があったとし、長らく使用されていなかったグランドスタンドの一部まで満席となっていたことに驚いた。
「ドライバーズパレードのとき、スタンドが完全に埋まっているのを見て、本当に驚きました」
シャルル・ルクレールも否定的な見方に反論した。
「僕は楽しんでいますよ。クルマの中では、そこまで人工的には感じませんからね」
一方で、「予選でアクセルを戻さなければならない点など、まだ見直すべき部分はいくつかあります。何かが足りていないと感じていますが、FIAが取り組んでいると理解しています」と課題も認めている。
一方、前年王者マクラーレンにとって中国GPは悪夢の週末となった。
チーム代表アンドレア・ステラは当初、メルセデスがエンジン情報を十分に共有していないのではないかと疑問を呈していたが、中国でその発言を撤回している。
「我々は協力関係に感謝しています。彼らの方がより直接的な情報を持っているのは当然です」
しかし、週末はさらに悪化した。ランド・ノリスとオスカー・ピアストリの2台が、ともに電子系トラブルによりレースをスタートできなかった。
ノリスは「F1で8年間戦ってきましたが、こんなことは初めてです」と語り、ピアストリは「F1をコース外から2戦も観戦することになるとは思いませんでした」と苦笑いを浮かべながら語った。
ステラは謝罪し、日本GPに向けて原因究明を進めるとした。
「我々全員にとって非常にフラストレーションのたまる状況です。同時に発生したのは本当に珍しい偶然です。故障した部品はメルセデスに送ります。日本で反撃するために、この問題を理解しなければなりません」
ラルフ・シューマッハーは、今季序盤の状況を冷静に分析した。
「マクラーレンはレースにすらスタートできないという不運に見舞われ、ピアストリは2戦連続で無得点、そしてレッドブルも大きな問題を抱えています。すべてがひっくり返ってしまいました」
わずか3か月前の昨年12月には、マクラーレンとレッドブルがチャンピオン争いを繰り広げていたが、当時は誰も今の状況を予想できなかっただろう。新時代のF1は、勢力図までも大きく塗り替えつつある。
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