トヨタがF1に復帰する可能性があるという新たな噂が海外で広がっている。2009年末にF1プロジェクトを終了したトヨタが、ハースF1と組んで模索しているようだ。
ハースとトヨタは、昨年までのサウバーとアルファロメオのようなブランド提携から始まり、時間をかけて拡大する可能性があると噂されている。
■ハースは5番目のチーム争いができるか?
そのハースは、今シーズン好パフォーマンスを見せている。現在トップ5チームは、レッドブル、フェラーリ、マクラーレン、メルセデス、そしてアストンマーティンだ。そして6番目のチームを激しく争っているのは角田裕毅が所属するRB F1とハースで、レースごとにトップ5チーム10台のうち1〜2台をこの2チーム4台のいずれかが上回るレース展開が目立っている。
先週末のイギリスGPを6位でフィニッシュしたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は、来年からアウディ傘下のザウバーに移籍することを発表しているが、最近のハースの進歩、特にイギリスGPで導入されたアップグレードパッケージを高く評価していて、ハースが現在トップ5チームに迫っていると考えており、次のように語った。
「アップデートは本当にクルマに影響を与え、今ではアストンマーティンやアルピーヌ、その他のチームと5番手争いができると本気で思っているよ。僕たちはその位置にいると思うし、今後もその位置を維持できると思う」
■2025年のハースはオコンが有力
信頼できる情報筋によれば、アルピーヌを放出されたエステバン・オコンが来年ハースでヒュルケンベルグの後任となり、ルーキーのオリバー・ベアマンと組む契約が間もなく発表される見通しだ。
「ああ、今のところ順調に進んでいるよ。次の2、3レースでそのことについてもっと話せるようになると思うよ」とオコンは述べた。