大注目の21歳のアルゼンチン人ルーキー、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)のファンは、今週末のラスベガスで「大きなニュース」を期待しているようだ。
●【2024F1第21戦ラスベガスGP】全セッションの結果・タイムスケジュール
■ラスベガスGPで移籍発表か?
コラピントが2025年にレッドブル・レーシングでマックス・フェルスタッペンの新たなチームメイトとして発表されるのではないかという憶測が広がっているが、アルゼンチンのジャーナリスト、セサル・サントマウロはコラピントの写真を添えてXでこう主張する。
「要注目だ、大きなニュースが来るぞ。ラスベガスまであと数日だ。」
コラピントは今シーズン、ローガン・サージェントに代わってウィリアムズのシートを得てから、パドックで大きな注目を集めている。また、ウィリアムズが要求している2000万ドル(約30億円)の契約解除料をレッドブル・レーシングが支払っても、それを補填するのに十分なアルゼンチンのスポンサーが集まっているとも報じられている。
■コンストラクターズタイトルを失えばペレスはどうなる?
一方、現レッドブルのセルジオ・ペレスは、自身のシートが危機にさらされているという噂を否定し続けている。
しかし『Osterreich』紙は火曜日、もしレッドブルがコンストラクターズタイトルを失うことがあれば、それはペレスの不振が原因だと報じた。
チームアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、2025年末までの契約があるペレスが排除される可能性について質問されると、曖昧な態度をとっている。
「チェコ(ペレス)が最終戦アブダビ前にシートを明け渡す可能性はありますか?」とインタビュアーが尋ねると、「あと3レース残っているので、なんとか乗り切れるはずだ。まだ成功する可能性はあるかもしれない。」とマルコは答えた。
■コラピント、子供の頃のヒーローたちに挑む
一方で、コラピントがレッドブル・レーシングに乗ることに関しては、元F1ドライバーのカルン・チャンドックは時期尚早とみているようで、フェルスタッペンが彼を「打ち負かす」だろうと予測している。
また、コラピントがレッドブルのジュニアチームであるRBに配置される可能性も噂されている。しかし、コラピントはグリッド上のどのドライバーにも怖気づかないと主張している。
「子どもの頃、アロンソがハミルトンと戦っているのを見て、突然彼らと一緒にレースをすることになって衝撃的だった。でもバイザーを下ろせば、みんな同じだよ」
「子どもの頃に持っていたファン目線は消え去り、誰に対しても勝ちたいという気持ちだけになる。たとえそれがフェルスタッペンでもジョウ(グァンユ/ザウバー)でも、誰がいようと同じだ。彼らに勝って前でフィニッシュしたい」
「ヒーローやアイドルとして見続ける気持ちは消えて、少しだけ彼らへの尊敬はなくなる。彼らがヒーローのままだと、彼らを倒すのはとても難しいからね。」