記事要約
・レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェは「テストが期待したほどスムーズでなかった」と語った。
・「天候が理想的ではなかったものの、マシンの挙動やセットアップへの反応はある程度掴めた」と成果も挙げた。
・ワシェは「自分たちを含め4チームが速そうだが、マシンの改善幅は予想より小さく、開幕戦までに課題を修正したい」と課題を認めた。
レッドブルのテクニカルディレクター、ピエール・ワシェは、プレシーズンテストが当初の期待ほど順調に進まなかったことを認めた。
「チームとしてはもっとスムーズなテストを望んでいたが、予期しない問題も見つかった。ただ、こうした課題はシーズンが始まる前の今だからこそ発見すべきものであり、そのためにテストを行っている」とワシェは語った。
テスト期間中は天候が不安定で理想的とは言えない状況だったが、「マシンがどのような挙動を見せるか、異なるセットアップへの反応など、ある程度の理解は深められた」と一定の成果を強調している。
またワシェは、「メルボルンの開幕戦に向けて正確な勢力図を把握するのは難しい」としながらも、「レッドブルを含む4チームがかなりの速さを見せているように感じる」と述べた。その上で「我々は他チームにあまり注意を払わず、自分たちのプログラムに集中していた」と語った。
一方で、「マシンが期待した通りに反応しない場面もあり、完全に満足できる状況ではない」と認めつつも、「方向性自体は正しい。ただ、改善の幅が予想よりも小さかったので、これから開幕戦に向けて調整し、今後の開発につなげていきたい」と意欲を示した。