・ステラ代表、F1ドライバーの発言自由確保に向けFIAと協議へ
・FIA規則によりドライバーが発言を控える傾向、表現の萎縮も
・マクラーレンはFIAと協力姿勢を保ちつつ、制度の見直しを提言
マクラーレンF1のアンドレア・ステラ代表は、F1ドライバーたちが自由に発言できるよう、FIA(国際自動車連盟)と協議するつもりだと明かした。
FIA会長モハメド・ビン・スライエムによる“放送禁止用語や発言内容”への規制強化に対しては、ドライバーや関係者の間から強い反発が出ていた。
ビン・スライエム会長はイギリスGPの際、「我々は国際スポーティングコードのセクションBを修正し、罰則を緩和した。ドライバーたちの声に耳を傾けた結果です」と説明していた。
しかし現在も第12.2.1.f条は残っており、FIAやその関係者の名誉を傷つけたり、モータースポーツの価値観に反するような言動や記述に対しては厳しい罰則が科される可能性がある。
これについてマックス・フェルスタッペンは、FIAの記者会見で以前より口数が減っており、その条項の存在が原因の一つだと語っている。
また、オスカー・ピアストリもシルバーストンでレース後、セーフティカー中のブレーキングで科された10秒ペナルティに激怒していたが、言葉を慎重に選んでいた。
「ここで何か言ったら、1年分の出場停止を科されそうですからね」とピアストリは皮肉まじりに語った。
「何も言わないでおきます。問題になるだけですから」と続けた。
マクラーレンF1のチーム代表ステラも、ピアストリの慎重な態度を支持している。
「この世界は非常に感情が高ぶる場面も多いものです。我々としては、まず映像を確認してから発言するよう常にドライバーに勧めています」と『Auto Motor und Sport』に語った。
ただし、FIA側にも一定の見直しを求めている。
「公正な発言すら許されないのであれば、それは別の問題です。我々はこの点について、FIAとともに再考していきたいと思います」
「対立したいわけじゃないですし、利害の不一致もありません。この件については、関係者全員が同じ方向を向いています」
「我々マクラーレンとしても、FIAやスチュワードとは常に協力的な立場で臨んでいます」とステラは述べた。
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