・ヨスは現行レギュレーション下でマックスのモチベーション低下を懸念
・エネルギーマネジメント重視がドライバーの能力差を消すと批判
・GT3では直感的な走りを楽しみF1との違いが浮き彫りに
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マックス・フェルスタッペンの父であり元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、息子マックスが新レギュレーションの下でF1へのモチベーションを失うのではないかと懸念していることを明かした。
ヨスは、オランダの新聞『De Telegraaf』紙と『De Limburger』紙のインタビューで、マックスが2026年型マシンに対する不満を募らせていることに触れ、それが長期的な影響を及ぼす可能性があると警鐘を鳴らした。
「今のマシンでのレースは彼にとって刺激になりません。正直に言って、マックスがモチベーションを失ってしまうのではないかと心配になります。以前はF1マシンでレースをすることが彼にとって最高の喜びでしたが、今はかなり悲観的に見ています」とヨスは語った。
さらにヨスは、レース観戦さえも難しくなっていると明かす。
「2週間前、中国GPのフリー走行を見るために真夜中に起きましたが、15分後にはテレビを消してまた寝てしまいました。F1でそんなことをしたのは初めてです。それがすべてを物語っていると思います」
ヨスは、エネルギーマネジメントに重点を置きすぎていることが根本的な問題であり、それがドライビングの本質を損なっていると主張した。
「ドライバーは勇気と実力に見合った報酬を得るべきです。今はコーナーを全速力で駆け抜けると、最終的にはラップタイムが遅くなってしまいます。
それではレースの醍醐味が失われてしまいます。ドライバーたちはバッテリー管理ばかりに気を取られています。それではマックスのようなドライバーが差をつけるのが難しくなります。本来あるべき姿ではありません」
ヨスは、マックスが先日参戦したGT3での走行がF1とは対照的だったと指摘する。
「マックスはGT3の環境を本当に気に入っていました。ニュルブルクリンク北コース(ノルドシュライフェ)での走行を見れば、それがよく分かります。
GT3マシンではバッテリーの充電を常に気にする必要がなく、より直感に頼ったドライビングができるのです」とヨスは語った。
またヨスは、マックスの発言を単なるパフォーマンスへの不満と捉える批評家たちに反論した。
「マックスのマシンに対する感覚は、パフォーマンスとは何の関係もありません。彼はただ、質問に正直に答えているだけなのです」と説明した。
こうした発言の背景には、マックスの将来を巡る憶測の高まりもある。元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤは、レッドブルがマックスを長期的に引き留めるのは難しい可能性があると示唆している。
「(メルセデスとの)話し合いはすでに始まっていると思います。実際には昨年から途切れていなかったのではないでしょうか。驚きはありません。
マックスが来年もレッドブルでドライブしている可能性は非常に低いでしょう」とモントーヤは、コロンビアのスポーツ紙『AS Colombia』に語った。
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